冠婚葬祭ビジネスマナー 結婚式編 

冠婚葬祭ビジネスマナー 結婚式編 

ビジネスパーソンになると、上司や同僚から結婚式に招待される機会があると思います。

仕事の場における結婚式は親族や友人のときと比べてより一層マナーが気になるところです。

結婚式に何度も参加したことがあっても、ご祝儀袋の選び方や書き方など日常的に繰り返されるものではないためほとんどの人が忘れてしまうと思います。

実際に、ご祝儀袋の選び方や書き方など尋ねられたら自信をもってすぐに答えられる人は少ないでしょう。

もしも間違った知識を覚えていたら知らないうちに恥をかいてしまうことになります。

このコラムでは、「ご祝儀袋の選び方・書き方」「服装」「テーブルマナー」などビジネスパーソンなら押さえておきたい結婚式に関わるマナーについて解説します。

何度も結婚式に参加したことがあるという方でも、忘れてしまっているマナーや間違えて覚えてしまっているマナーがあると思います。

この機会に見直して、上司や同僚、後輩から関心されるようなビジネスパーソンになりましょう。

この記事の内容はWAKE UPの授業動画で公開中です

祝儀袋の選び方

冠婚葬祭ビジネスマナー 結婚式編②

まず祝儀袋の選び方ですが、祝儀袋は必ず「寿」の表書きのものを使いましょう。「御祝」の祝儀袋もありますが、「寿」は結婚式でのみ使える祝儀袋です。

「寿」の祝儀袋を使うだけでも結婚式用と決まっているので、「あの人はマナーをきちんとわかっている人だ」と評価も変わってきます。

また、水引は必ず「結び切り」といって「結ぶとほどけない」=「結婚は二度はしない」という意味のものを使います。

そして、渡す金額によって色や本数が違いますので、これも金額に応じた水引を使うことで金額と格を合わせるマナーを知っている人だと評価を得ることができるでしょう。

では、水引と金額を合わせるとはどういうことなのでしょうか。

水引の紐の本数と色は渡す金額によって変わってきます。ただし、結婚のお祝いを渡す時の水引の本数は10本のものを選びましょう。

お祝いの水引の本数はほかにも7本や5本などありますが、結婚式は人生の中で最も喜ばしく、これから夫婦二人でスタートする新しい門出ですので、最高の本数ということで10本の水引を使うのが正式なマナーです。

では、渡す金額に応じて何を変えれば良いと思いますか?

それは、「水引の色」と「祝儀袋」の種類です。まず、5万円以上包む場合の水引の色は金銀にします。祝儀袋も紅白の熨斗(のし)のものを選びましょう。

5万円以上包むのは結婚式を挙げる新郎新婦の親や、仲の良い親友、夫婦連名で渡す時くらいですのでビジネスでこの水引を使うことはほとんどないでしょう。

次に3万~5万円の場合は金銀双銀紅白の水引の祝儀袋を使います。そして、祝儀袋は5万円以上包む場合と同様に紅白の熨斗があるものを選びましょう。

ビジネスで一番多いのが、このタイプか、次にお話するタイプでしょう。

では、ビジネス関係で使うことが多い2万~3万円程度を包む場合の祝儀袋ですが、2万~3万円という金額は親しい友人や後輩などに贈る場合が多くなります。

水引の色は紅白、双銀、金銀で良いのですが、これくらいの金額を入れる祝儀袋にはピンクやブルーなどカラフルなものもあります。

親しい間柄で渡すことが多い金額ですから、親しい友人に渡すのであればカラフルなものでも問題ありませんが、ビジネスには向いていません。

祝儀袋は紅白の熨斗のついたものを選びましょう。そして最後に水引などが印刷されている祝儀袋です。印刷されている祝儀袋にも水引が10本あるか必ず確認しましょう。

印刷されているものを使うのは1万円以下の場合ですし、あまりに安っぽく見えてしまいますので、ビジネス向きとはいえません。

しかし、1万円を包む場合は、紅白の水引がある祝儀袋を選びましょう。

これで結婚祝いの相場もわかりましたし、水引の色や祝儀袋の選び方もわかりました。

祝儀袋の書き方

では、書き方を説明していきましょう。

名前の書き方

水引の下段に自分の名前をフルネームで書きます。

ビジネスシーンで多いのが連名で書く場合ですが、一番右側に目上の人、順に左側へと目上の人から書いていきます。

もし、上下関係がない場合は、年齢の高い人の順番で書きましょう。

書く位置は、例えば3人の名前を書くなら2人目の人が中心になるように書きます。

会社名のみを書く場合は、会社名を中心にして、頭(株)の場合は、会社名の右上に「株式会社」と略さずに書きます。

後(株)の場合は、会社名の左下に書きます。

中袋の書き方

では、次に祝儀袋に入っている中袋の書き方です。

この、中袋の中にお金を入れるのですが、まずお金を入れる前に中袋の表に包む金額を漢数字で書きます。

一=壱、二=弐、三=参、五=伍(もしくは五)、万=萬、十=拾となります。

そして、書き始めは「」を付け、書き終わりに「」を付けます。

例えば、3万円包むのであれば「金参萬円也」となります。

中袋の裏の左側に住所と名前を書きますが、ビジネス関係で参列する時は名前の前に会社名を入れておきましょう。

ここまでできたら、お金を入れますが、必ずお金は「新札」を入れましょう。

新札を入れるという行為には、「あなたの結婚式を心待ちにしていました」という意思が込められています。

つまり、お祝い事の準備をしていましたよということですので、必ず新札を入れるようにしましょう。

祝儀袋の閉じ方

中袋ができたら、最後は祝儀袋に戻して閉じます。閉じる時にとても注意が必要なことを一つお話しておきます。

実は、祝儀袋の裏の合わせ方にも意味があるのです。結婚式などのお祝い事の場合、「喜びを受ける」という意味で、合わせは下側が上になるように重ねます。

これが逆になると不祝儀袋といって、お葬式に渡す香典と同じ合わせになってしまいますので、絶対に間違えてはいけません。

合わせを確認したら水引を元通りにします。

服装

冠婚葬祭ビジネスマナー 結婚式編③

では、次に服装ですが、男性の場合は基本的にスーツが多くなるでしょう。

モーニングは親族が着るものですので、ビジネス関係で着ていくとマナー違反となります。

スーツの場合、色は黒で問題ありませんが、グレーやネイビーなどでも構いません。

新郎新婦が主役ですので、主役より目立ってしまうようなスーツでなければストライプなどでもOKです。

ただし、白のスーツはNGです。新郎とかぶってしまう可能性があります。白く見えるシルバーなども控えた方が良いでしょう。

ワイシャツは白に襟付きが基本となります。淡いピンクやブルーなど白とあまり変わらないくらいの色であれば問題ありません。

ネクタイは結婚式なので白か薄いシルバーが基本となります。ですが、派手になりすぎなければこれに限ったことではありません。

ストライプやドットなども上品な印象なら良いでしょう。黒のネクタイは葬儀に参列する時につけるものですから、縁起が悪いのでNGです。

ポケットチーフはネクタイとセットになって販売されていますし、同系色のものを選ぶと良いでしょう。

靴は黒の革靴かエナメル素材を選び、ストレートチップかプレーントゥを選ぶようにしましょう。

靴下も靴に合わせて黒にする方が無難です。カジュアルすぎるローファーはNGですし、クロコダイルスエードなどは動物殺生を連想させるのでNGです。

女性の場合は、小物類の注意点は男性と変わりませんが、パーティードレスに関してはは基本的にNGです。派手なロングドレスは品を落としますので控えましょう。

は花嫁とかぶってしまいますので基本的にNGですが、靴やバッグ、羽織るものを黒にするなど全身が白や黒でなければOKです。

ただし、パーティードレスでも必ず何か羽織るようにしましょう。肩出しスタイルは夜の結婚式では問題ありませんが、昼の結婚式の時はNGです。

また、膝上10cm以上のスカート丈もNGです。あとは、新郎新婦より派手にならない程度の服装なら問題ありません。

そして女性の場合、最も注意が必要なのがアクセサリーです。

きらきら光るようなネックレス、ゴールド系のアクセサリーは写真撮影の時に反射して周りの人の写りを悪くしてしまいますのでマナー違反となります。

結婚式のアクセサリーはパールが基本です。

バッグは男性の靴同様に動物の殺生を連想させるような素材はNGですし、ビニール素材はカジュアルすぎるのでNGです。

バッグは光沢のあるバッグでも構いませんが、スパンコールがたくさん付いているようなバッグや、ゴールド・シルバーのバッグは避けましょう。

靴も同様に考えていただければ良いでしょう。ただし、サンダルのように露出の高い靴はNGです。ヒールが3cm以上のパンプスが無難でしょう。

テーブルマナー

では、最後にテーブルマナーですが、テーブルマナーは並べられているナイフやフォークを外側から順に使うだけなので特に難しいことはありません。

それよりも、式や披露宴の途中でトイレに行きたくなった時はタイミングを見て行かなければなりません。スタッフの人に一声かければ安心です。

そのほか、知らないと恥ずかしいマナーは、披露宴では周りの人と歓談できますが、結婚式の時は基本的におしゃべりはできません。もちろん、大きな声で話すのもNGです。

まとめ

結婚式や披露宴はとても喜ばしいことですが、お誘いを受ける身としてはどう振る舞って良いのかわからなければ不安になることもあるでしょう。

見た目のマナーのお話はしてきましたが、振る舞いについては、本当に相手を祝福したいという気持ちがあれば自然に振る舞えるものです。

あまり堅くなりすぎず、ノウハウばかりを頭に入れるのではなく、お祝いする気持ちを大切にすることが一番大切なマナーではないでしょうか。

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