ウェブ解析の基礎知識を学ぼう

ウェブ解析の基礎知識を学ぼう

ここ数年でウェブ解析業界は、大きな変化を遂げています。

2010年における、Googleアナリティクスの国内導入率は30%ほどしかありませんでしたが、現在では70%を超えています。

ところが、解析ツールを有効に利用するためには専門的な知識が必要なため、多くの企業がGoogleアナリティクスを導入しただけで終わってしまっています。

そこで登場するのがウェブ解析士です。

今回は、ウェブ解析士を目指されている方のために、ウェブ解析士に必要な知識や習得すべきスキルについて解説します。

この記事の内容はWAKE UPの授業動画で公開中です

事業の成果につながるうえで必要な3つの理解

ウェブ解析の基礎知識を学ぼう①

ウェブ解析の最終目的は、「事業に成果をもたらすこと」です。

ウェブマーケティングで集客することやウェブサイトを改善することは、その手段でしかありません。

ウェブ解析は、基本的に次のような誤ったとらえ方をされることがあります。

「ウェブ解析は、ウェブサイトあるいはSEOやネットの広告を改善していれば問題ない。」

SEOキーワードの見直しや広告の出稿内容などを見直すことも大切ですが、これは解析のゴールではありません。

ウェブサイトの改善を行うことで事業の成果を上げることがゴールです。

しかし、ゴールに向けて経営にインパクトを与えるような施策を提案するためには、どのような知識が必要なのでしょうか。

事業の成果につなげるためには、次の3つの理解が必要です。

1.経営・マーケティングの理解

ウェブ解析を事業の成果につなげるためには、ウェブ以外にも解析対象となる企業のマーケティングやビジネスモデルを理解する必要があります。

解析は、常に顧客視点に立つ必要があるので、相手のビジネスを理解する姿勢が常に求められます。

2.インターネット・ウェブの理解

ウェブ解析士が分析するデータは、ウェブやインターネットのデータが中心である以上、ウェブやインターネットの技術や仕組みについて正しく理解しておく必要があります。

技術力に対する飽くなき探求心がウェブ解析士として大きく成長するきっかけを与えてくれます。

3.統計・データ分析の理解

個人のブログサイトや企業データ分析においては、データ分析や統計に関する専門的な知識を持って、分析結果を正しく判断する能力が求められます。

解析データを事業の成果に活かすためには、分析結果の扱い方に関する基本的な知識や理解力が必要です。

ウェブ解析からユーザーを知るために必要な解析の範囲

ウェブ解析では、常にユーザーの声に耳を傾けます。

ユーザーは、雑誌やテレビなどと同じようにウェブを通じてコミュニケーションや情報収集を行っています。

そのため、ユーザーが利用した検索フレーズや閲覧したページには、ユーザーが心から知りたいことや叶えたいことがたくさんつまっています。

そのため、ウェブ解析では、企業の成果やユーザーの満足度に直結するようなあらゆるデータを扱います。

ウェブ解析士が解析対象とするのは、次の範囲です。

1.アクセス解析

広告効果測定ツールやアクセス解析ツールで取得できるウェブサイトのデータをアクセス解析によって詳しく調査します。

ウェブページに潜在する検索ワードや広告効果測定、解析ツールで取得できるページビュー数が解析範囲として含まれます。

2.ウェブマーケティング分析

インターネット視聴率やキーワードプランナー、競合他社分析ツールなど、アクセス解析以外のウェブマーケティングで取得できるデータが、ウェブマーケティング分析に該当します。

ちなみに、ウェブサイト内の使いやすさを表すユーザビリティテストやソーシャルメディア分析も、こちらのデータ分析に該当します。

3.ビジネス解析

利益や売上などの財務データや見積り数、商談数などの営業データ、モニターアンケートやコールセンターのお問い合わせ履歴など、ウェブ以外の経営やユーザーに関わるデータがビジネス解析に含まれます。

これ以外にも電話の件数やFAX件数からユーザーの要望を汲み取り、その知識を用いて事業の成果につなげます。

ウェブ解析士が習得すべき3つのスキル

ウェブ解析の基礎知識を学ぼう②

これからウェブ解析の基礎を学んでみたいという皆さんのために、ウェブ解析士が習得しておくと良い3つのスキルについて説明します。

ウェブ解析で求められる基本的なスキルは、「分析」「施策」「設計」の3つに分類されます。

すべてを完全に習得する必要はありませんが、なぜウェブ解析士になりたいかを模索しながら自分の職種や経験に合わせてスキルを伸ばしていきましょう。

1.分析

データを様々な角度やツールから取得・利用し、サイトの改善につなげるためのきっかけを発見する分析力が必要です。

そのため、解析ツールの理解や解析用語など、分析に必要な考え方を習得する必要があります。

また、分析の際には、分析によって発見した情報をまとめるためのレポート作成力や関係者に説明するためのコミュニケーションスキルも必要です。

2.施策

ウェブサイトを改善するためには、具体的な方法論や改善案を実行に移す上で必要な技術を習得し、様々なことを想定した施策を立てておく必要があります。

代表的な施策としては、リスティングやメールマガジン、SEO、コンテンツ作成、デザインの変更などが考えられます。

必ずしも、施策として、すべてのことを実行する必要はありませんが、ウェブ解析士として、「できること・できないこと」を把握しておくことは大切なことです。

特に、顧客に対して施策を提案する際は、どれだけ事例や知識を持っているかが提案時の質や量に影響を与えます。

3.設計

ウェブ解析データは、自動的に取得されるものではありません。

どんなデータが必要なのかを考え、自分で解析ツールの仕組みを利用してデータを設計・取得しなければいけません。

必要なデータを取得するためには、分析の方向性の把握や事業の理解、技術的にできることと・できないことの理解が必要です。

状況によっては、解析ツールを土台として、周辺のツールと連携する能力も求められますので、データの取得に必要な設計力以外にも計測システムの管理方法や出力されたデータが正しいのか判断するための統計分析スキルも必要となります。

まとめ

ウェブ解析士は、オンライン・オフラインを問わず、様々な情報を積極的に分析していきます。

基礎的な知識や技術を習得し、どの部分を強みとして伸ばしていくかは、みなさん次第です。

ウェブ解析の仕事を通して、分析に強みを持つ「データサイエンティスト」、データの取得や設計に強い「データエンジニア」、施策に強い「ウェブマーケター」を目指すなど、選択肢は、人それぞれ自由です。

目指す方向によって、ウェブ解析士としての働き方が大きく異なりますので、自分の強みや弱みを明確に理解し、どこに向かって人生を歩みたいのか決定してください。

この記事の内容はWAKE UPの授業動画で公開中です

あなたのキャリアをつくる授業が2000本見放題!

CTA-IMAGE

WAKE UP(ウェイクアップ)は明日から役立つビジネススキルがすぐに学べる、社会人のためのオンライン学習サービス。

  • スキルアップして、仕事ができる人になりたい
  • 同僚に差をつけてキャリアアップしたい
  • ビジネス本よりもコスパ良く効率よくレベルアップしたい

そんなすべてのビジネスパーソンを、応援します。


今なら30日間無料でお試しいただけます

ビジネススキルカテゴリの最新記事