大学院進学と生涯年収upの意外な関係!?

大学院進学と生涯年収upの意外な関係!?

大学院に進学するか、それとも就職するべきか就職活動を目前にして悩んでいませんか?

「大卒に比べて院卒が本当に就職に有利なのか不安」

「入社しても同い年の人と比べて出世が遅くなるんじゃないか心配」

「院にすすんで何も得られなかったらどうしよう」

考えれば考えるほど大学院への進学が不安になってしまうことでしょう。

大学院にいくことはデメリットばかりではありません。メリットも数多く存在します。

同じように大卒もメリットばかりではなく、デメリットももちろんあります。

大学院に進学するのも、就職のもどちらも優越をつけることはできません。

ただし、それぞれのキャリアの形成の仕方にはもちろん違いがあります。

この記事では、大学院進学と生涯年収の関係をひも解く、院にすすむメリットとデメリットについて解説します。

大卒とのキャリアの形成の違いを知ることで、自身の将来をみつめなおすことができます。

この記事の内容はWAKE UPの授業動画で公開中です

大学院に行くことのメリット

①就職の選択肢が広がる

大学院進学と生涯年収upの意外な関係!?②

理系学生に当てはまることですが、学卒はいわゆる事務職、営業職としての就職がほとんどであるのに対し、院卒は、研究職・技術職・事務職など全ての職種を選択できるので、自分に合った幅広い職選びができます。

理系の院卒だからといって、総合商社やメーカーの営業職などのいわゆる文系職種への道が狭まるという副作用もありませんので、選択の幅は広がる一方です。

また、学術的な研究者・教育者(例:大学教授)という道も、博士課程の修了が必要条件になりますから、院卒にしか与えられない選択肢となっています。

②就職後の給料が高い

各企業の初任給を見ればわかりますが、多くの企業が学卒と院卒で初任給に差を設けています。

感覚的に1割程度の差でしょうか。注目すべきは、理系院卒者が文系職種に就く場合であっても、すなわち、大学院で学んだ内容を活かす余地がほとんどない場合であっても、初任給の差は維持される点です。

ひと昔前であれば大学院修了というのは一部の学生だけが得られる肩書きであり、高学歴の象徴的なものでしたから、その時代からの名残という側面もあります。

大学院卒の高学歴で優秀な人材を確保した企業としては、2年余分にかかった学費も補てんしようとしているのです。

また、一部の企業は、院卒者の年次を2年加算し、将来にわたり学卒者よりも高い給与を保証しています。

入社年次は同期でも、給料的には2年先輩と同じ水準の待遇というケースも珍しくないのが実態です。

最終学歴の肩書きの操作が可能

大学院入試の難易度は、大学入試のそれと比べて、低いと言われています。

例えば、大学受験(前期)で東京大学に入ることができず滑り止めの私立大学に進学した学生であっても、大学院入試の機会に東京大学大学院を受験して合格すれば、生涯ついて回る最終学歴は、「東京大学大学院」ということになります。

実際、有名大学の院生の数十パーセントは、下位大学を卒業した人たちです。

特に就職活動の局面においては、学歴フィルターによる選別が暗に行われていると言われています。

優秀な学生を獲得するために、できるだけ多くの学生と出会おうとするのはある意味当然のことです。

誰もが知る大手の複数企業が、この建前を駆使して応募者を広く集め(人気ランキング順位を高めて)、高学歴の学生を残す出来レースの書類選考を実施しています。

④専門性が習得できる

大学院進学と生涯年収upの意外な関係!?①

学業の観点では、研究活動により身に付く専門性が挙げられます。

学卒でも、ゼミ研究や卒業研究を行いますが、大学院における研究活動と比べると、その求められる主体性や知識的な専門性の観点には雲泥の差があります。

学部までは講義形式で行われる授業が大勢を占めますが、大学院は研究室に所属し、教授や准教授の下について行う研究活動が中心になります。

⑤PDCAサイクルを回す練習ができる

関連して、研究活動を通じて、PDCAサイクル(Plan-Do-Check-Action)の仮説構築検証プロセスを主体的に回す訓練ができます。

研究活動は、基本的に教授の下で行いますが、細かい手順や情報収集の方法は学生に裁量がある場合も少なくありません。

どのような手順で進めるのが効率的か、誤差や雑音の少ない精緻なデータを集めるにはどうしたらいいか、自分の頭で考え仮説を立て、それを検証し、次なる一手を考えるというPDCAサイクルを回す必要に迫られます。

社会に出てどのような職に就くにせよ、より効率を高めるために、より採算性を高めるために、お客様の満足度を高めるために、自発的に試行錯誤することが求められますので、大学院の研究活動を通じて、PDCAサイクルを回すトレーニングができることは大きなアドバンテージになります。

⑥プレゼンの場数を踏める・海外経験が積める

大学院の研究活動は、その成果を学会等で発表します。

学会は国内・海外で開催されますので、場合によっては、海外の地で英語によるプレゼンを行う経験も積めます。

⑦英語力

研究活動の過程で、他研究者の論文を読むことや論文執筆を行う必要があります。

論文は基本的に英文で記載されます。

また、⑥で紹介した通り、海外経験の機会もあるので、否応なしに英語に触れる機会が増えます。

大学院に行くことのデメリット

①進学費用

大学院進学と生涯年収upの意外な関係!?③

当然ながら、大学院進学による学費・生活費の追加コストが発生します。

②視野が狭くなる可能性

研究に没頭すればするほど、研究室という閉鎖的な空間・人間関係の中で過ごす時間が増えます。

極端な話、2年経過して気が付いたら持っていたはずの社会性(例:人当たりの良さ)が失われていたり、社会性を磨く機会を持てないまま、年を重ねてしまう危険性をはらみます。

③社会に出るのが2年遅くなる

②に関連しますが、社会に出て経済的に自立するタイミングが2年遅くなります。

社会経験を積み始めるタイミングが遅くなり、いち早く社会経験を積んできた同年代の人との相対比較の中で、後塵を拝する場面が出てきます。

④修士号そのものの価値の低さ

欧米に比べて、日本社会における修士号の評価は低い傾向にあります。

事実、学費を払いさえすれば誰でも入学できますし、入学しさえすれば、ほぼ間違いなく2年で修了できるので、当然の評価かもしれませんが。

まとめ

以上、大学院進学の一般的なメリットとデメリットを挙げましたが、いかがでしたでしょうか。

男性の場合、学部卒の生涯賃金収入は2億9163万円で大学院卒のそれは3億4009万円となり、差は4846万円であります。

一方、女性の場合は、学部卒の生涯賃金収入は2億6685万円で大学院卒のそれは3億1019万円となり、差は4334万円になります。

つまり、大卒と院卒では、修士課程2年間の教育投資(学費は200万〜300万円)で、結果として生涯年収で4300万円から5000万円弱の違いが出てくるという事実です。

家やマンションが買えるほど大きな違いですね。投資としても極めて高い効果を生み出すことになります。

ぜひ、将来の自分への先行投資として、大学院進学を進路の選択肢の一つに加えていただき今後の将来設計に役立ててください。

この記事の内容はWAKE UPの授業動画で公開中です

あなたのキャリアをつくる授業が2000本見放題!

CTA-IMAGE

WAKE UP(ウェイクアップ)は明日から役立つビジネススキルがすぐに学べる、社会人のためのオンライン学習サービス。

  • スキルアップして、仕事ができる人になりたい
  • 同僚に差をつけてキャリアアップしたい
  • ビジネス本よりもコスパ良く効率よくレベルアップしたい

そんなすべてのビジネスパーソンを、応援します。


今なら30日間無料でお試しいただけます

キャリアアップカテゴリの最新記事