最近、WebマーケターやWebコンサルタントという名前をよく聞くようになりましたがその仕事内容をご存知でしょうか?
WebマーケターやWebコンサルタントとは、プログラミングや解析ツールを利用してWebサイトやサービスの構築と運用を行うお仕事です。
専門用語が多く、勉強をすることがたくさんあるため一見、難しそうに思われますが初心者でも簡単にはじめることができます。
この記事では、初心者からWebマーケティングを学ぶために必要なこと、そしてWebマーケティングを勉強したがうまくいかない理由について解説します。
Webマーケティングを駆使して、いままでアプローチできなかったお客さまとの出会いを生み出していきましょう。
これから学ぶWEBマーケティングとは?
Webマーケティングとは、インターネット・Webの世界を利用することで、自分の商品やサービスとお客様を繋ぎ、売上・利益をたてていくことです。
最近ではWebマーケッターと言われる方やWebコンサルタントという名目をもった方が多く増えており、専門とする方も増えてきました。
しかし、大きな落とし穴が「Webマーケティング」には存在します。
それは、
「商品やサービスへの深い理解がなければ始まらない。」
「冷静に広告ごとの効果を判断しなければいけない。」
ということを忘れがちになってしまうことです。それでは具体的な例を挙げていきましょう。
新人Web担当者のSさんのWebマーケティングの失敗
Sさんは、会社で新設されたWebマーケティング部署に配属されました。
昔からインターネットが好きで、様々な情報収集をしています。今回配属された理由も、その情報収集能力の高さを買われての事でした。
はりきったSさんは、「SEO」「SNS」「アドネットワーク」「マーケティングオートメーションツール」とネットで検索をかけ、手あたり次第始めることにしました。
最初はやりたいことができるという充実感を感じ、会社からは、やる気があると判断され一気に期待をされます。
しかし2カ月後、Sさんは、タスクで埋まり、会社から報告を求められた際に何も言うことができなくなってしまったのです。そして次の打ち手がまったく思い浮かばないのです。
この失敗は、
・基礎である商品分析・サービス理解の欠如
・情報量の多さが原因で優先順位の設定をしていない
というのがポイントになります。
会社経営者のYさんのWebマーケティングの失敗例
Yさんの会社はこれまで、地域でチラシや紹介で成り立ってきた不動産屋さんでした。
いままでホームページは持っていましたが、有効に活用はしてきませんでした。
知り合いの不動産屋がインターネットを通して多くのお客様を獲得する姿を見ていて、俺も!と一念発起。ただ、インターネットについてはわかりません。
そこにちょうどWebコンサルティングをしてくれるという電話が!Yさんは、これで「インターネット集客」に乗り出せると大張り切り。
最初のお客さんは思ったよりも早く来ました。これでいけると思ったYさん。Webコンサルタントが勧めるがままに、様々な広告に手を出し続けていきます。
Yさんは、私の会社はWebマーケティングを駆使した会社と豪語するようになります。
しかし1年後、Yさんの会社は残念ながら閉じることになりました。
この失敗の原因は、
・Webマーケティングは、進化し続けるからこそ実体験が大切
・広告費だよりでは、Webマーケティングは成功しない
というポイントです。インターネットでの競争相手は、いままであった地域の強豪だけではありません。そのため広告費で勝負をしようと思っても到底勝てるはずがないのです。
いかに予算をかけずに、適切なところに手をうっていくかが肝になるのです。
Webマーケティングは進化も早い!だからこそ基本に忠実に
皆様も自分の周りにどんどんインターネット・Webの世界が近寄ってきていることを感じることは多くあると思います。
例えば、生活をしているなかでスマホを一切見ない一日があるでしょうか。
連絡のときのメインがLINEでのメッセージ送付になっていませんか?
そしてテレビなどをみていても、インターネット投票などのアプローチをよく目にします。
これは一般生活をしている中でも感じる流れです。これからWebマーケティングを学び、様々な広告手法やサービスを間近に感じていけばよりそのスピードの速さ・情報量に圧倒されることでしょう。
そのスピード感や情報量が先ほど挙げたWebマーケティングの失敗理由の重要な要素になります。
どの広告手法もそのメリットを押し出せば、素晴らしいものに見えることは間違いありません。
しかしそれが、紹介したいと思っているサービスや物にとって素晴らしいことであるかは別問題です。
つまりWebマーケティングを成功させるために一番大切なことは、
「まず、サービスや商品を理解し、その特性に合わせた手法を取り入れること。」
これが基本になります。
Webという言葉が頭についていても、その根本にあるのはやはり、
「マーケティング」
なのです。そこからしっかりと理解をしていきながら、最新のトレンド・技術を取り入れたWebマーケティングを実践していきましょう
なぜ?Webマーケティングが人気な理由
それでは、なぜこれだけWebマーケティングという言葉が広まったか?
Webマーケティングという言葉が広まった理由として大きく二つの理由があります。
・生活環境の変化
・数値化できる指標の豊富さ
先ほどもお伝えしたように現在ではインターネット・Webに全く触れていない方というのは本当にごく少数といえます。
そのためマーケティングという広範囲のなか、Webマーケティングが注目されるようになってきました。
そして従来のマーケティング手法のなか、Webマーケティングが強いのは、その影響度や効果を数値化しやすいというポイントがあります。
イメージがしやすいものでお伝えしていくと、「チラシでのポスティング」と「メールでの配信」で比較していきましょう
たとえばポスティングやチラシについて影響度を測るのは本当に難しいことです。
配った枚数などを把握することは簡単です。しかしそのなかで中身をしっかり読んだ人がどれくらいいるのか?そして購入をした人は何人くらいいるのか?
そこを正確に把握するのは、本当に難しいことです。
それに対してメールでの広告は、配信をした数はもちろんですが、開いた数、そしてそのなかでお知らせしたかった内容を乗せたサイトのURLをクリックした数、さらに申し込んだ数も測定出来る上、検討段階に入った人への再アプローチさえも可能になるのです。
これがWebマーケティングの強みであり、人気な理由といえるでしょう。
個人として会社としてWEBマーケティングを学ぶメリット
Webマーケティングを学ぶメリットは、個人にとっても会社にとっても大きなものです。
1、 個人のWebマーケッターとしての将来性
Webマーケティングというのは、先ほどお伝えしたようにマーケティングの基礎を理解し、拡大し続けるインターネットの世界で集客を、売上をあげていく能力です。
そして基礎さえ理解してしまえば、全業種で通用するともいえます。
逆に基礎を理解しないで、成功を収めてしまうと、同業種またはその会社でしか生きていけないWebマーケッターになります。
まずは基礎から理解を進めて、将来の選択肢を広げていきましょう。
2、 会社としてのメリット
そしてWebマーケティングを取り入れることは、会社にもメリットがあります。
「うちの業種では、Webは関係ない」と思われている企業の方も多くいます。
しかし実際は、ネットでのニーズが全くないものは無いと言い切れると私は思っています。
そしてWebマーケティングを理解すれば、リアルの看板やチラシ配りよりも安く集客ができたりすることも多々あります。
さらに無料でできることもたくさんあるのが、Webサービスの良さです。
このコラムでは、なるべく自社内で施策ができ、広告費が多額にならないものを選定して、これからWebマーケティングを始める際に効率よく進められるものをご紹介していきたいと思います。
Webマーケティングは、専門業者でしかできないものではありません。
逆に社内・ご自身で行うからこそ、社外からでは見えない、会社の体制・サービス・商品を一番理解でき、本来のWebマーケティングができます。
ぜひWebマーケティングを基礎から少しずつ学び、安定した集客と最新の情報収集を一緒にしていきましょう。