銀座のクラブ仕事術

銀座のクラブ仕事術

時間管理の専門家 石川和男のビジネスパーソンチャンネル。

今回の質問は前回に引き続き、
「新入社員が辞めないような手段、辞めない方法」
というお話です。

「コミュニケーションを取る」
ということと、
前回お伝えした、土日休んで残業をさせない、自主/自発的に残業しようなど、
「休日出勤しようという気持ちになるようになるまで待つ」
という手段があります。
それは残業するとか、休日出勤するという意義はおいておいての話です。

今回は「さらにコミュニケーションを取る」というお話です。

あるコンサルタント担当会社のセミナーに行った時に聞いたことなのですが、そのコンサルタント会社は、社長が十何人いる従業員に対して、毎日交換日記を書かせていました。必ず強制的に交換日記を従業員に書かせます。その代わり、作業日誌的なことを書かせなければその負担は減りますよね。
1行でも2行でも書く。そしてコミュニケーションを取る。
社長には社長のルールがあって、その従業員が書いてきた日記よりも、1行でも多くして返す。3行書いたら4行で、5行書いたら6行以上という形で、その従業員達に日記を介してコミュニケーションとっていました。
そうすることによって、その日記をつけはじめてから、誰一人辞めていないそうなんです。

今回の「銀座のクラブ仕事術」ですが、何かというと、今のコンサル会社の社長のように、毎回毎回日記を書くというのは大変ですよね。
従業員が増えれば増えるほど、その日記というコミュニケーションに時間を割かなければいけません。
もっと簡単なのが「銀座のクラブ仕事」です。

なぜ「銀座の」なのかというと、銀座のクラブというのはいうのは、その場でお客様に対応するだけではなくて、大部分はミーティングをして、その接客をする前に新聞を読んだりして知識を膨らませて、聞き上手になったり、話上手になって、お客様を接客します。

それと同じようなことを新入社員にもやってもらうということです。
どういうことかというと、新入社員に、1日15分なら15分という期限を決めて、新聞を読んでもらいます。
「新聞を読んで」とだけ言ってしまうと、2時間でも3時間でも読んでしまうので、15分という期限を決めます。

期限を決めることによってどんなメリットがあるのかというと、7つのメリットがあります。

1つ目は、「活字離れ」と言われている新人が、新聞や書籍を読む機会を得れるということです。新聞や書籍を読む習慣が芽生える。

2つ目は、15分という限られた時間の中で、重要な情報を見つけよう/見つけるという力を養うことができる。

3つ目は、新人のプレゼン能力を養う。
つまり、15分読んだ後に3分間、もしくは5分間で、読んだところで気になった記事を言ってみてとプレゼンさせます。
そうすることによって、急にお客様のところで仕事のプレゼン、営業のプレゼンをするよりも、上司や先輩に対してプレゼンしているので、プレゼン能力はすごく養われます。

4つ目は、新入社員ではなくて、先輩や上司、会社側のメリットになります。
若者の意見が分かるということです。
「こういうこと考えてるんだ」
という違う世代の関心事が分かります。

5つ目は、新入社員に新聞を15分間読んでもらってる間、自分も集中しようという、期限を決めて仕事をすることができるということです。
新入社員が15分読んでる間、自分も15分集中しようという期限を決めることができます。

6つ目は、自分が読もうかなと思ってた内容を短縮できるということです。
新入社員が選んだところをプレゼンで説明を聞くことによって、
「こういう記事なんだ」と理解できます。
興味がある内容であれば深掘りして読んでも良いですし、新入社員の話だけで納得できればそれで終われますよね。

7つ目、これが非常に重要です。
「上司と部下のコミュニケーションが図れる」
ということです。
心理学で、「単純接触効果」という用語があります。
何なのかというと、1か月で1回、上司と後輩が飲みに行く、焼き鳥を食べに行く、飲みに行くというよりも、毎日毎日少しの時間でもいいので、接触するコミュニケーションを増やすことで、より関係性が密になるという効果です。
でも、例えば「今日いい天気だな」「野球見た?」「ドラマ見た?」みたいに、毎日毎日そんな接触するネタなんてないんですよね。
それを新聞という媒体を通すことによって、毎回話す・接触する機会を得えることができます。

7つの効果をお伝えしました。
是非、新入社員に新聞を読んでもらって、プレゼンしてもらって、お互いに接触コミュニケーションを取ってみてください。
ただし、今プライバシーの侵害とか政治信教の自由など、色々抵触する場合がありますので、そこは注意して頂きたいと思います。
出来れば業界紙を読むことをおススメします。
建設会社だったら建設新聞を読むとか、保険会社であれば保険の新聞を読むなど、共通の業態・業種のものを読むことによって、プライバシーの侵害とかも防げますし、さらに言うならば、その専門性を養うことができます。

是非銀座のクラブ仕事術取り入れてみてください 。

第26回:銀座のクラブ仕事術

■講師プロフィール

石川 和男 (いしかわ かずお)

平日は建設会社総務経理担当部長として勤務し、その他の時間を「大学講師」「時間管理コンサルタント」「セミナー講師」「税理士」と5つの仕事を掛け持ちするタイムマネジメントのスペシャリスト。

深夜残業ばかりしていた生産性の上がらない日々に嫌気がさし、一念発起してビジネス書やセミナー受講によりタイムマネジメントのノウハウを取得、実践することで生産性を下げず残業を減らす仕事術を確立した。

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