ビジネスシューズの賢い選び方とは?

ビジネスシューズの賢い選び方とは?

はじめに

「Shoes make the man」という言葉があるのをご存知でしょうか。

男性にとって足元がどれだけ大切なのか、靴が男前を上げてくれるアイテムであることを物語っている言葉でしょう。

服装ばかりに気を取られて、または今日のヘアスタイルに気を取られて足元がおろそかになってはいないでしょうか。玄関においてある靴をたいしてよく点検することもなく、毎朝無意識に履いて家を出ているとしたら大変です。

靴の大切さは感じているけれど、どう選んでよいかを迷ってしまう方も多いでしょう。紐が付いている(レースアップ)の靴とそうでない靴とでは大きな違いがあるのか。時折、先がとがっている靴を見かけるけれど、どこまでよいのか。

これから国際イメージコンサルタントの吉村ひかるが賢いビジネスシューズの選び方について解説いたします。

靴で判断されるって知ってましたか?

「元」を大切に手入れするビジネスマンは、仕事にも抜かりがないと言われています。その「元」とは「首元」「手元」「足元」です。そうです、足元とは靴のことを指します。ご自身の身体の末端にあり、服に比べたら面積も小さいですが、影響力はあなたが思っている以上に大きいのです。

手入れが行き届いたきれいな靴を履いているビジネスマンを見て「さすがだな」と思ったことがあるでしょう。逆に靴の底がすり減っていたり、汚れていて「残念」と感じたこともあるはずです。同様に、あなたの周囲の方々もそう思いながらあなたの足元を見ているのです。

例えはホテルのドアマンやレストランの案内係などは、靴を見て案内する部屋や席を決めるとも言われています。再来店してくれる方なのかどうか、沢山オーダーして下さる方なのかどうか。海外でしたらチップをはずんでくれる方なのかどうか。また、客先で靴を脱いで家に上がる際には、お客様が靴を脱ぐ様子を見ながら、信頼に足る方なのかどうかを判断しています。

 椅子に座った時に、足元を見て下さい。自分の顔よりも足先が一番お客様に近いはずです。

足元の靴選び、および手入れの度合いがあなたの印象を決めてしまい、あなたの扱われ方が自ずと変わってしまうという現実を知っておいてください。

シーン別ビジネスシューズの選び方

 どのようなシーンにどのような靴が適切なのか、基準を知っておくことで自信を持ったビジネスライフを送ることができるのではないでしょうか。

 まず、ビジネスの基本になるのが「オックスフォードシューズ」というレースアップの靴(紐靴)になります。その中でもフォーマルとされるのが「ストレートチップ」という一番シンプルな靴です。ビジネスマンなら必ず1足は持っておいてほしい靴です。何を履いて良いか迷ったら、とりあえずストレートチップを履いていれば恥ずかしい思いをすることはないでしょう。レースアップの部分が「内羽根式」(紐を取っても開かないタイプ)と「外羽根式」(紐を外すと開くタイプ)とあります。フォーマルなのは「内羽根」タイプのほうです。

次いで、「プレーントゥ」「モンクストラップ」「ウィングチップ」の順にカジュアルな印象に移行してきます。このあたりまではスーツスタイルに適していると言われています。

仕事の重要度や職業に合わせて履く靴を決めるとよいでしょう。

さらにカジュアルな印象を持つ靴になりますと「タッセルローファー」「ビットモカシン」「ローファー」の順にカジュアル度が増します。こちらはスーツに合わせるというよりは、ビジネスカジュアルやスマートカジュアルなスタイルに合わせたほうがバランスがよいでしょう。

ここまでくると、冒頭で書きました紐がある靴とない靴のフォーマル度や印象の違いがお分かりになったのではないでしょうか。また、先のとがった靴もカジュアルに分類されてくること、そしてメダリオン(つま先周辺に施されるパンチングの装飾)やタッセルなど、飾りがつけばつくほど、カジュアル要素が増すこともご理解いただけることと思います。

先日、テレビを見ていましたら有名な政治家が海外の要人とお会いする際に、高級スーツに身を包んでいるのに、足元がタッセルローファーだったため、後日、メディアが残念な装いとして報道していたのが印象的でした。

皆様の今後の靴選びの参考になりましたら幸いです。

製法による用途の違い

 もう一つ、用途に合わせて製法の違いで履き分けるビジネスマンもいますので、お伝えしておきたいと思います。着用するご本人の好みも左右しますので、正しいとか正しくないというものではありません。

まず、「グッドイヤーウェルト式」といって、靴底の修理が可能なタイプがあります。靴の底が痛んだら変えられる製法になっていますので、愛着を持って底を取り換えながら10年以上も綺麗に履いているビジネスマンを時々見かけます。見た目も、重厚感が感じられますので、どちらかと言うと、しっかり作り込んだスーツなどに合わせるとバランスがよいでしょう。

もう一方が「マッケイ式」といい、最初からソールの返りがよく、グッドイヤーウェルト式より軽いので、一般的に履いている方が多いようです。ただし、靴底の縫い目が靴の中につながっていますので、雨が浸透して靴が傷むのを敬遠し、雨の日に履くのをさける方もいます。

この様に用途に合わせて賢く履き分けることで、靴の寿命や印象を考えてみてもよいでしょう。

ローテーションできる靴の数と長持ちする手入れ法は?

お客様から、所有する適切な靴数はあるのでしょうか?と時々聞かれます。あくまで目安ですが、3~4足がおすすめです。なぜなら素材がレザーの場合、1日履いたら3日休ませるとレザーが復活すると言われているためです。ローテーションを考えるとそのくらいの足数が必要になります。生き物特有の再生力をレザーは持っているのです。

1足をずっと履いて、履きつぶす方がいますが、あまりお勧めしません。靴が悲鳴を上げて、劣化も早いはずです。数足を交替で履くことにより、傷みが最小限になり、さらに週に1回くらいの頻度で靴磨きをすることで、靴の持ちと見た目の印象が全く変わります。

梅雨のシーズンに靴が蒸れないようにするにはどうしたらよいか、という相談も受けますが、特別な方法はありません。上記の丁寧な扱い方をしていれば、いつのシーズンでも快適に履いていられるはずです。シューキーパーは木製のものをお勧めします。湿気は勿論のこと、匂いも吸収してくれます。

通常、靴磨きの際にはつま先を向こうに向けて磨く方が多いと思いますが、時々つま先を自分に向けて眺めて見てみることをお勧めします。他人はその向きであなたの足元を見ているのです。

高価な靴が良いということはありません。お金をかけずとも好印象に見せて、社内やクライアントからも評価が高まる靴の選び方、扱い方があります。 ぜひ、明日から取り入れていただけましたら幸いです。必ずや、あなたの評価が上がることでしょう。

■プロフィール
吉村ひかる
株式会社BEST GRADE 代表取締役/国際イメージコンサルタント

経歴
東京女子大学と文化服装学院をダブルスクールで卒業後、(株)三越伊勢丹ホールディングスに入社。
19年間の在職中、10万人以上のファッションコンサルティングの実績を持つ。
数多くの経営者および富裕層から支持を得た実績から、国際イメージコンサルタントとして独立。
10万人の接客経験から、潜在的な魅力・能力を外に見える化し、「成功するため」「結果を出すため」「自在にコントロール可能」なイメージコンサルティングを実践。
議員、医者、経営者、士業など多岐にわたり多くの成功者を輩出している。また、団体・企業対象にも科学的、実践的なイメージコンサルティングとセミナーを実践。そしてハイレベルなイメージコンサルタントの後進の育成に養成アカデミーを主催している。

・株式会社BEST GRADE 代表取締役
・AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタント
(Certified Image Professional 日本で3人目の資格取得)
・東京チャプター プレジデント
・一般社団法人パフォーマンス教育協会公認
・ エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター

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