働き方はひとつじゃない。豊かな人生を送るためのパラレルキャリアや副業の話

働き方はひとつじゃない。豊かな人生を送るためのパラレルキャリアや副業の話

あなたがもし明日、会社から解雇を言い渡されたら、または「来月倒産する」と伝えられたら、どのような対処をするでしょうか?

方法としては、急いで転職サイトに登録する、知人のツテを頼って就職先を紹介してもらうなどが考えられます。しかし、よい条件の転職先やフリーになって報酬を得るためには、上述したスキルや人脈を前もって培っておかなければ遅すぎます。

現在は会社員だとしても「個」の力、つまり自分をブランディングしなければ生き残れない世の中になってきています。その力を身につけるために注目されているのがパラレルキャリアや副業などの働き方。

今回のコラムでは、それら多様化する働き方のメリットやデメリットなどを解説していきます。

なぜ今、パラレルキャリアや副業などの働き方が注目されているのか

多様な働き方/生き方が注目されている背景には、先行き不安な社会情勢のなかで、1人でも生きていける力を身につけようという考え方があります。終身雇用が当たり前でなくなった現在、突然会社を放り出されても、翌日からフリーランスでやっていけるくらいの実力と人脈は備えておいて損はありません。

そして、仕事=人生という図式が時代遅れになり、仕事から得られる報酬以外の幸福や、単純にお金では測れない価値を見直してみようといった考えが広まってきたことも、多様な働き方が注目されている一因でしょう。

上記を好意的に書いてしまえば「もっと楽しく、豊かに働きましょうよ」ということです。しかし、逆をいうならばスキルや人脈がない人間は生き残れないということ。満足度の高い人生を送るためには「個」の力が必須です。それを強めるために、パラレルキャリアや副業が有効なのです。

パラレルキャリアとは?副業と何が違うのか?

よく見聞きする「パラレルキャリア」ですが、この言葉について的確に理解し、説明できる人は意外と少ないのではないでしょうか。

パラレルキャリアとは、ピーター・ドラッカーが提唱した言葉で、今の仕事以外の仕事をしたり、本業に結びつく社外活動をしたり、非営利活動に参加したりすることを指します。

勉強会やカンファレンスに参加することはもちろん、町内会のゴミ掃除に参加するのもある意味ではパラレルキャリアだと言えるでしょう。つまり、労働だけを指す言葉ではありません。

この「必ずしも報酬が発生するわけではない」という点が、副業と大きく異なります。副業との境目は曖昧ですが、似て非なるものであると覚えておけばよいでしょう。

パラレルキャリアは多様な解釈をされている言葉ですので厳密には定義できませんが、本コラムではわかりやすく、

  • パラレルキャリア=スキルアップや人脈を増やすための活動
  • 副業=収入を増やすための労働

と定義し、話を進めていきます。

パラレルキャリアのメリット・デメリット

Free-Photos / Pixabay

パラレルキャリアにはさまざまなメリットがありますが、大きな恩恵としては社外活動をおこなうことで「他者のやり方を学べる」点にあります。

他人の仕事の進め方や、考え方を目の当たりにすると「うちの(会社の)当たり前が当たり前でない」ことに気付くことができます。また「こんなやり方があったのか」「この方法のほうが効率的だな」と刺激を受けることにより、視野がグンと広がります。

それらを自分の本業にフィードバックし改善することで、個人のスキルも上昇し、企業もコストをかけずに教育をおこなえますから、双方が得をします。場合によっては評価も上がることでしょう。これが「自分をブランディングする」ということです。

さらにプロフェッショナルたちが集まる場所ならなおのこと。専門家が知識や経験を活かしてボランティア活動に参加することを「プロボノ」といいますが、プロジェクトに参加することで、プロの仕事のやり方を直に吸収することができます。

プロボノプロジェクトを紹介している団体はいくつもあるので、興味のある方は検索してみてください。

「自分のスキルなんて役に立たないのでは」と参加をためらってしまうかもしれませんが、まずは飛び込んでみるのが正解です。「思わぬところで役に立った」と、自身の価値を再発見することも、またプロボノに参加する目的であるからです。

また同業種・異業種問わず多くの人と人脈を築くことも大きな利点。仕事に対する視野や知見が広がり、情報も速く、多く得ることができます。

転職をするときにも有利になるでしょう。人脈は、あなたが思っている以上に強力な武器になります。

デメリットとしては、会社によってはあなたが社外で得た知見をフィードバックしても「鼻持ちならない奴だ」と思われてしまうかもしれません。「うちはこれでやっているんだ」と突っぱねられてしまうこともあるでしょう。

しかし、そんな会社にしがみつかなくても生きていく力を身につけられるのがパラレルキャリアを形成する強みでもあります。

副業のメリット・デメリット

副業のメリットは、何といっても報酬です。当たり前かもしれませんが、今の給料に加えて毎月10万円の収入があったとしたら、生活がだいぶ楽になる方も多いのではないでしょうか。

そして、報酬よりも大きな利点であるといっても言い過ぎでないのが「稼ぐ力」を身につけられること

会社は総務や経理、営業や制作など、さまざまな部署で構成され業務を分担していますが、

たとえばデザイナーやライターとして副業をするのであれば、営業・受注・制作・納品・請求をすべてを自分でこなさなければいけません。

これはフリーランスの業務形態と何ら変わりがありませんから、副業で稼げる方は、そのままフリーランスになっても生きていくことができる力を持っていることになります。

よく「経営者目線になれ」と無茶なことを言う方がいらっしゃいますが、副業をすればその目線はすぐに身につきます。お金や時間、業務の流れを上流から下流まですべて把握することは、本来の仕事にもきっと役に立つはずです。

デメリットとしては、本業がおそろかになってしまう危険性があるということ。また、「これで生きていける」と勘違いして勢いで会社を辞めてしまい、上手くいかずに路頭に迷うケースがあることです。フリーランスは会社員時代の3倍は稼がないと厳しいと考えておきましょう。

キャリアの形成は、20代からおこなうことがベスト

パラレルキャリアや副業は、20代のうちからはじめておいて損はありません。むしろ、体力があり、知識やスキルの吸収力がある頃のほうが、後の人生に大きく影響をもたらすことでしょう。

若さは学習能力だけでなく、人脈という点でも大いに作用します。たとえば20代であれば、スキルや知識が未熟だとしても受け入れてもらうことができます。しかし、スキルや知識のない40代は「ただの使えない奴」ですので、相手からも敬遠されてしまいます。

ときに、人脈を築く際には、つい相手のステータスを重視し、縦に縦に伸ばそうとしてしまいがちですが、横の繋がりも大切にしましょう。

年上はいずれ去りますが、同年代の人脈はあなたと切磋琢磨し、並走していく人たちです。また同じ志やモチベーションをもった仲間と過ごすのは、想像以上に自分の意識を変えてくれます。歴史上、1人で物事を成し遂げた人はほとんどいません。多くの人は周りの人々、つまり人脈を使い使われて成功しています。

もちろん、縦の繋がりも役に立ちます。デキる年長者は豊富な知識や経験、そして人脈を持っています。どんどん近付いて取り入れましょう。縦・横には優劣があるわけではないので、バランスよく考えることをおすすめします。

まとめ

今回のコラムでは、パラレルキャリアや副業の違いやメリット・デメリットについて解説してきました。

自分のキャリアやスキルが多いほど、出会う人の数も増えていきます。趣味や仕事を問わず、社交の場が増えればそのぶん人生の満足度も上がることでしょう。

そして、会社に頼らずとも生きていく力を身につけられたならば、前述した「もっと楽しく、豊かに働く」ことが可能になります。

自分の生き方を楽しくするのも辛くするのも、結局はあなたの行動次第。もし今の生活に違和感や危機感、ちょっとした不安を感じているならば、ぜひ一歩を踏み出してみてください。きっと世界が広がるはずですよ。

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