人間にとっての脅威?味方? AI時代に負けない仕事との向き合い方

人間にとっての脅威?味方? AI時代に負けない仕事との向き合い方

AIやロボットなどの人工知能や機械によって、私たちはより利便性の高い生活が送れるようになりました。

一方で、今ある仕事がAIに取って代わられてしまうんじゃないかという不安が高まっています。

もしかすると、あなたの仕事が明日とつぜん奪われてしまうかもしれません。

そんな不安を抱えて生きる私たちが気になることといえば、「どんな仕事が消えて、なくなるのか」だと思います。

将来、AIやロボットによってなくなると呼ばれている仕事には、コールセンターや証券アナリスト、一般事務、弁護士などさまざまな職業が挙げらています。

あなたや家族、友人など身近な人物でこれらの職業にあてはまる知り合いの方がいるのではないでしょうか?

けれど、AIやロボットに仕事を奪われることは必ずしも悲観的なことばかりではなく、新しい仕事が生まれるという明るい側面もあります。

たとえば、小学生男子の将来の夢トップ3に入るという、「YouTuber」という職業は10年前には誰も想像できなかった職業だといえます。

また、「プロジェクションマッピング」もテクノロジーの進化がなければ実現できることのなかった芸術です。

つまり、AIやロボットは新しい仕事を生み出すきっかけになるかもしれないのです。

このコラムでは、これからの社会で生き残る仕事とは、職業とは何なのか解説いたします。

これからの社会で生き残るための知識を得ることができます。

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AIでできることとは具体的に何なのか?

人間にとっての脅威?味方? AI時代に負けない仕事との向き合い方①

まず最初に、2018年の現時点でAIにできることを具体的に挙げてみましょう。

ここで重要になってくるキーワードが「ディープラーニング(深層学習)」です。ディープラーニングとは、さまざまな情報を取り込んで学習していくという、人間の脳に近いメカニズムのことを指します。

例えば、レストランのホール接客をAIが代わりに行ったとします。

はじめは単純にお客様の注文を受けるだけですが、パスタを注文するお客様は一緒にサラダを注文するパターンが多いと判断すると、パスタの注文を受けた際に「ご一緒にサラダはいかがですか?」というような提案をすることができるようになります。

これはAIが過去に注文を受けた経験をもとに、ディープラーニングによってお客様へ提案をしたということです。

このように、AIは過去に経験した情報をもとに自ら学習していくことができます。

これを応用し、レストランの接客以外にもコールセンターの応対や、店舗の案内係などの仕事もこなせるようになると考えられています。

しかし反対に、AIが過去に経験したことのない事柄については対応することができません。

例えば、レストランに迷子と思われる小さな子どもが入ってきたとします。

人間の接客係であれば、「お父さんかお母さんはどうしたの?」と一声かけるのが普通です。しかしAIの場合、その子どもが通常のお客様であると認識し、いつも通りオーダーを取ってしまうことでしょう。

このように臨機応変な対応はAIでは難しく、人間でなければ対応できないことだといえます。

産業革命によって起こった労働力の機械化

18世紀後半から19世紀前半にかけて起こった産業革命は、蒸気機関によって大規模で効率的なモノの生産を可能にしました。

いわば人間の「筋肉」に頼っていた部分を機械化することにより、生産性を上げることに成功したのです。

しかし同時に、多くの肉体労働者は仕事が無くなることを恐れ、それに反発しました。

AIやロボットによる機械化が進むと、これと同じようなことが起こると予想されます。

しかし、「仕事を奪われるなら、AIやロボットは導入すべきではない」というような単純な話ではありません。経済が発展していくうえでは必要不可欠な過程だからです。

AIやロボットによって多くの仕事は機械化が進みますが、それでも全ての職業が代替されるということではありません。

人間にしかできない仕事もあるし、AIやロボットが発展することによって新たに生まれる仕事もあります。

AI時代に負けない仕事とは?

人間にとっての脅威?味方? AI時代に負けない仕事との向き合い方②

AIは過去に経験したことのないものは臨機応変な対応ができないと説明しました。

具体的な職種を挙げてみると、弁護士、警察官、作家やライター、芸術家、デザイナー、保育士、介護士などがあります。

他にもさまざまな職種が挙げられますが、これらに共通するポイントがいくつかあります。

  • 過去に例のない事柄やトラブルを解決に導くもの
  • 全くのゼロから作り上げなければならないもの
  • 人間の感性によって創り出されるもの
  • 人間の道徳的感性が必要とされるもの

これらは人間でなければ不可能なこととされており、現時点でのAIでは実現することができません。

「職種」というひとくくりでまとめると、何か特別な資格や感性が必要で選ばれた人間でしか対応できないと思われがちですが、一般企業の中でもこれらのポイントに共通する仕事は多くあるはずです。

過去の産業革命で単純な肉体労働から人間が解放されたように、AIやロボットの進化によって、次は単純な頭脳労働から解放される時代がやってきます。

これからの時代に求められるのは、人間らしい感性を持った、創造性の高い、高品質な仕事といえます。

AI時代に備える仕事との向き合い方

産業革命による機械化で、安価なモノが大量に生産されるようになった近年。だからこそ、人間の手作業によって作り出されるモノには高い価値が生まれます。

AIやロボットが台頭する時代になったとしても、おそらくその流れや価値観は変わることがないと思います。

物理的にモノを作ったり、サービスを提供したりするのがAIやロボットだったとしても、最後に行き着くところには必ず人間がいます。

また、そのモノやサービスを提供しようと考えるのも必ず人間です。そのため、受け取る側の人間がどのように感じるかを第一に考えることが重要です。

モノを早く提供してほしいとか、煩わしいやり取りが面倒、人間だとミスが起こる可能性がある。そんな場面では、いち早くAIやロボットを導入することで顧客満足度も向上してくることでしょう。

しかし、効率化や生産性を上げることばかりに気を取られ、肝心の「お客様」という1人の人間の立場に立った時にどう感じるかを忘れてしまうと、逆効果となってしまうことも考えられます。

AIは人間ではありません。AIに人間が対抗できる最大の武器は、私たちが「人間の心」を持っているという点です。

人間ならではの道徳的な感性や理性、感情といったものをAIが持つことはできません。

本来、サービスや商品を提供するのは人間であり、それを受けるのも人間であるということを忘れてはいけません。AIやロボットは、それを提供するために利用される1つのツールです。

事務員やエンジニアなど、オフィスワークが中心の人の場合は、業務という「作業」から新たに仕事を「提案」できるようにシフトしていくことを心がけましょう。

自分が関わっている仕事で効率化できる部分はないか、いつまでも人の手に頼っている仕事はないか、という点から、自分の業務内容をもう一度見直してみましょう。

業務内容を整理して効率化できれば、AIを導入することにより生き残ることもできます。

また、今までなかった全く新しい業務を企画・立案するような仕事も任せてもらえるかもしれません。

まとめ

AIやロボットは、働く人にとっての敵ではありません。

「人工知能」という名前からか、あたかも新人類かのように意識して敵対視するような風潮も見受けられますが、あくまでも人間の仕事を助けてくれる1つのツールであると考えましょう。

その「ツール」を使う人間によって、AIやロボットは敵にもなるし、味方にもなるということを忘れてはいけません。

AI時代に負けない仕事は、特別な資格を必要とする職種だけではありません。

あなたが関わっている現在の仕事や会社が必要とされなくなるのではなく、仕事に対する人間の関わり方が変わってくるということです。

これからAIやロボットが台頭してくる時代に備え、共存できる社会を目指していきましょう。

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