自分を変え、人を変えるためのNLPトレーニング

自分を変え、人を変えるためのNLPトレーニング

NLPとは、Neuro Linguistic Programmingの略で神経言語プログラミングと訳されます。

NLPは、人が過去の経験やイメージから無意識に苦手な心理を持ってしまっていることを、意識をコントロールすることで克服する手法です。

レモンや梅干を見ただけですっぱいものと認識して唾液が出るように、過去の体験から五感が無意識に反応することがあります。このような無意識の心理が脳にプログラミングされることで人間は行動をためらったり苦手意識を持ってしまったりしてしまうのです。

無意識のプログラミングをひも解くNLPを習得すれば、自分や他人の心理を理解することができ、どうアプローチすれば心地よい人間関係が構築できるかがわかってきます。

相手のことを真似て親和性を高めるミラーリングや他人の五感への注目の仕方などの具体的なテクニックを紹介します。

この記事では、人間関係の改善に効果的なNLPをマスターして、恋愛やビジネスの成功に役立てる方法をお教えします。

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ミラーリングテクニックで他者に自分を同類だと感じさせる

自分を変え、人を変えるためのNLPトレーニング①

NLPのテクニックの中で最も覚えておきたいもののひとつがミラーリングです。ミラーリングとは平たくいえば相手のことを真似るテクニックです。

コミュニケーションをとっているときに、相手の仕草をさりげなく真似ることで、自分はあなたと似たような人間なんです、ということを暗に伝えます。

友達や恋人になってほしい人の条件を聞くと、多くの方が自分と共通の趣味がある人を求めます。全く趣味の合わない人とは話をしても面白くないことが多いですから、仲良くなるきっかけがつかめないことがその理由です。

趣味が同じであることを他人に求める傾向を考えると、いかに人間が他人に自分と似たものを求めているかが分かります。

ミラーリングテクニックは、自分はあなたと同じ趣味なんです、と暗に訴えかけます。人間は実は意識的な部分よりも無意識的な部分をこそ強烈な体験として記憶します。

趣味というのはいわば言語化したものであり、意識的な項目です。それよりももっと人間の深層に訴えるのです。

ですから趣味が同じというだけの人よりも、ミラーリングテクニックを習得した人の方がはるかに他者との信頼関係を得られやすくなります。

どんなふうに真似ればいいか分かれば、簡単に信頼関係が築けるように

ではミラーリングでどのようなことを真似するのでしょうか。それは言葉ではない部分、つまり非言語的な仕草や態度です。また喋るテンポを合わせることも重要です。

重要なのは、さりげなく行うことです。何でもかんでも相手の真似をしていると、バカにされているんじゃないかと思われてしまい、逆効果です。

あなたも目の前の人があからさまに自分の真似をし続けているのが分かると、怒るんじゃないでしょうか。さりげなくというのは要するに雰囲気を合わせるということです。

雰囲気を合わせるというと途端に難しくなりますが、単に真似するだけでは逆効果になってしまうので、相手のことをバレないように真似しつつ、どれくらいの感覚で真似すれば相手から好感を持たれるのか、実際に何度もやってみて学習することが大切です。

絶対に単に真似をするのがミラーリング、という感じで覚えていると失敗します。

ミラーリングを極めると、最終的には相手の思考回路に合わせられるくらいになりますが、そこに至るには人間の反応を肌感覚でつかみ取ることが大切で、そのためには何度もいろいろな人と意識的にコミュニケーションをとるしかありません。

他者の五感の反応をじっと観察する

自分を変え、人を変えるためのNLPトレーニング②

NLPでは人の五感の反応をとても大切にします。五感のバランスが等しくとれている人というのはほとんどいなくて、誰もがいずれかの感覚を過度によりどころとしています。

他者が五感の中で何を重視しているのかが分かれば、コミュニケーションがかなり円滑になります。

五感は視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚ですが、NLPではVAKモデルというものでコミュニケーションに重要な視覚(Visual)、聴覚(Auditory)、身体感覚(Kinesthetic)の3要素を大切にします。

視覚を判断の材料として重視している人は写真や動画など、目に映るものに心を動かされることが多く、聴覚を重視している人は耳から入ってくる情報を重視する傾向があります。

身体感覚を大事にする人は、体験によって得られる感情の動きで判断するようです。

これらの特徴はあなたが注目している人が何に刺さっているかをじっと注目していれば、必ず確認できます。

その人がどの感覚を重視しているのかが分かれば、あなたはその感覚に訴えるコミュニケーションを図ればいいわけですから、相手とコミュニケーションをとるのがかなり楽になりますね。

ミルトンモデルを意識し、相手の想像力に訴えかける

最後に紹介するテクニックは、ミルトンモデルと呼ばれるものです。

ミルトンとは催眠療法の第一人者でありNLPの考え方に大きな影響を与えている心理学者のミルトン・エリクソンのことを指します。

NLPのみならず、心理学の歴史において最も重要な人物に挙げる人もいるくらい現代の心理学に大きな影響力を与えた人です。

ミルトンモデルはエリクソンのテクニックのひとつで、あえてあいまいな表現を使うテクニックです。

言語化して説明するとき、人は具体的な表現を使えば使うほど、意識的です。意識的とは理性で判断できる領域である、ということです。

人はミラーリングでも同様ですが、無意識でこそ大きな影響力を受けます。つまり、具体的な表現というのは、相手の無意識には多くの場合届かないのです。

一例として紹介すると、優れたキャッチフレーズは非常にミルトンモデル的です。

短い言葉の中に、それぞれの人の様々な思いが浮かび上がってくるようなフレーズは、決して何かを具体的に表現しているわけではありません。しかしだからこそ多くの人の共感を呼ぶのです。

ですからコミュニケーションにミルトンモデルを活用するときは、フレーズの中に相手が様々なイメージを巡らせられるあいまいな表現をあえて多用するといいでしょう。

ただし、あまりに多用しすぎると何が言いたいのか全く伝わらなくなってしまうし、理性的で言語を判断材料として重視する人にはイライラさせるだけで逆効果となってしまう場合があるので、どの程度あいまいな表現を使うべきなのか、人によって程度を変えられるようになるまでコミュニケーションのフィードバックを何度も行いましょう。

まとめ

NLPのテクニックをいくつかご紹介しました。ここでは活用しやすく、また実践しやすいものを紹介しています。

どれも練習が必要です。NLPでは学習と反復練習を重視するため、やり方を知っているからといって反復練習を行わなければ全く自分の身には付きません。

言語で学習し、体験で覚える、この2つを徹底するからこそ、NLPは実用性が高く多くの分野で活用されています。

何度も意識的に学習すれば、コミュニケーションの達人になることは決して不可能ではありませんよ。

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