「やる気」の出る心理学中級編

「やる気」の出る心理学中級編

あなたの部下はモチベーションを高く持って仕事をしているでしょうか。

どうもうちの部下たちはモチベーションが低いなとか、やる気スイッチはあるのか?と感じている管理職の方はいませんか。

部下のモチベーションがイマイチ上がらない原因が、自分の管理方法にあるとしたら・・・。最初にするべきことをお教えします。

「話し上手は聞き上手」といいますが、相手の心を開かせ、信頼関係を築き、やる気を上げるのに一番早い方法は、聞き上手となって話に耳を傾けることです。

ただ話を聞くだけでも効果は絶大! このコースでは部下の話を聞くことの効果と、どのように聞きけば部下のモチベーションの向上につなげられるか、心理学に基づいたテクニックをお教えします。

この記事の内容はWAKE UPの授業動画で公開中です

傾聴の効果

「やる気」の出る心理学中級編

「相手の話に耳を傾けて、じっくり聞くこと」

ただ単にこれだけのことですが、人の考えや行動に強い影響を与えます。傾聴によって、次の効果が期待できます。

の浄化(カタルシス)効果

傾聴によって話すことが促進され、胸のうちにたまっているストレスを吐き出すことができるので、気持ちが軽くなります。これをカタルシスといいます。

心を開かせる効果

ストレスを吐き出すことから、素直に心を開くようになります。

頼関係の形成の効果

人間は共感するほど信頼関係が高まります。傾聴によって、共感が伝わり、信頼関係を持つようになります。

発言を促すテクニック①うなずき

話をじっくり聴くことが傾聴の基本ですが、耳を傾けているだけでは相手は話をしてくれません。

そこで、相手に話をさせることが必要になります。カウンセリングにおいても、相談者の発話を促すテクニックがあります。

部下のモチベーションアップのほか、上司との会話や顧客とのコミュニケーションの役にも立ちます。簡単な方法ですから、ぜひ身に付けてください。

まず、うなずきの効果について解説します。

うなずきの効果についての実験が行われた結果、聞き手が全くうなずかない場合、1分以内に話し手の話は止まってしまうことが分かりました。

おそらく、多くの管理職は部下との面談をしていても、すぐに部下の話は終わってしまい、その後は、管理職による叱咤激励や自慢話になってしまうことでしょう。

管理職と部下のコミュニケーションを行うことを制度化している会社も多いでしょうが、その主旨は部下の話をじっくり聞き、風通しを良くすることでなければ、会社の意図は果たすことはできません。

さて、実験結果に戻りますが、聞き手が意識的にうなずきの回数を増やすことだけで話は5割も長くなることが分かりました。

人間には自分の意見が正しいことを確認したいという心理があります。

これを社会的承認欲求と言いますが、自分の話をうなずきながら聞いてもらえると、この欲求が満たされ、部下は上司が「話をしっかり聴いている」ことにうれしさを感じて、安心して流暢に語り始めるのです。

発言を促すテクニック②相づちを打つ

一般的に、企業において新商品が開発される際は、ほとんどの場合既存の商品の売り上げ状うなずくことのほか、相づちや合いの手を打つことで、話し手の承認欲求が満たされ、発言は流暢になります。

具体的には、次のようなケースがあります。

まずは、受容です。相手を受け入れながら、「はい」「そうだね」「なるほど」と相づちを打ちます。

受容とは意見を受け入れることです。受容されれば、社会的承認欲求が満たされ、部下はうれしくなり安心して会話の量が多くなります。逆に否定されると心を閉ざして話す意欲は減退してしまいます。

具体的には、次のような会話になります。

部下「私は、このように考えるのですが・・・」

上司「なるほど、そうだね・・・」

上司は部下の提案に同意しています。

つぎに、共感を示す言葉「それは~だったね」「~したんだ」と相づちを打つテクニックです。

共感とは相手の気持ちに寄り添うことです。

話し手の立場や気持ちになった相づちは「もっと話したい」という気持ちにさせる効果があります。

この場合の具体例としては次のようになります。

部下「昨日は、終電でした」

上司「それは大変だったね。終電だったんだ」

部下の頑張りに共感しています。

促進というテクニックは「それからどうしたの?」と相手に発言を促します。

この言葉には「その先を聞きたい」という気持ち(同意や共感)が込められており、相手が話したくなるようになるのです。

具体例としてはこのような会話があります。

部下「昨日は、終電がありませんでした」

上司「それからどうしたの?」

部下「タクシーで帰りました。それで・・・」

次の展開を聞くことで、部下の発言を促進しています。

また、要約というテクニックがあります。

話が止まった段階で、「~ということですね?」と話を要約してあげます。そうすることで、話を軌道修正したり、部下が頭の中を整理するのをフォローすることができます。

上司「つまり、あのお客様が感情的になったということだね」

部下「そうなんです。私も悪かったのですが」

このように、頭の中を冷静に整理して、反省することを促します。

バックトラックというテクニックも紹介しましょう。

バックトラック(繰り返し)とは、相手の言葉を繰り返すことで、社会的承認をしてもらったものと感じさせるのです。

また、「共感」の表現なので更に相手との関係は緊密になります。

話を聞いてもらうことによって、充足感から、さらに話をしようというモチベーションが高まり、どんどん話が広がります。

傾聴テクニック①聞く態度

あなたの聞く態度は、部下の「話そう」というモチベーションに影響します。

会話を促進するためには、部下の話に興味があることを理解させる必要があります。興味がないと考えれば、部下は話をやめてしまいます。

興味を持って聞いていることを示すためには、聞く態度も重要です。

例えば、腕組みをしたり、イライラしたり、貧乏ゆすりをしたりする上司は、非常に多いものです。これらの行動は無意識で行われていると考えられます。

しかし、相手が部下だからといって、この行為は部下を傷つけます。

特に、一番問題なのは無視されること。いじめでも、悪口や暴力は存在感を肯定していますが、無視することは存在感を否定することです。一番傷つくのが無視されることです。

話し手にとって話をやめてほしいと言っているようなものですからNGです。椅子に深く腰掛けて、前傾姿勢で話を聞くようにしましょう。

傾聴テクニック②視線

「目は口ほどにものをいう」「目は心の窓」などといいます。人間は視線で相手の気持ちを読み解こうとします。ですから、相手をしっかり見ることが大切なのです。

相手を見ることは「聞いていますよ」という意思表示になり、相手の「話そう」という気持ちを促します。

よく、キーボードをたたきながら話を聞く人がいますが、話を聞いていないどころか、無視されたという印象を与えてしまいます。何かをしながら人の話を聞くのはやめましょう。

聞き手が視線を合わせてくれないと話し手は自分の話に同調していないと考え、不安になり、自分の話を理解していないと考えるようになります。関係ない方向を見たり下を向いたままでは話し手は自分の話に興味がないと感じます。

「話すときは相手の目を見る」「聞くときは話し手の目を見る」というのはコミュニケーションの基本です。じっと相手の目が見られないときは、相手の鼻や顎を見るとプレッシャーは小さくなります。

企画をする際には、マーケティングで得た市場に関してのデータを客観的にとらえ、そこに現在の競合サービスの動向、今後の予測を加え、「未来の市場」を予測することが大切です。

このように、傾聴により、相手の心を開き、信頼関係を構築することができ、部下のモチベーションを高めることができます。それほど難しいテクニックではないので、ぜひ身に付けてください。

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