「やる気」の出る心理学 初級編

「やる気」の出る心理学 初級編

山本五十六の遺した言葉に「やってみせ、言って聞かせて、させてみて 褒めてやらねば 人は動かじ」という名言があります。

人には、褒められたり楽しいと思ったりすることに惹かれやすく、不快なことはできるだけ回避しようとする心理があるようです。

その心理を利用して、やる気スイッチをオンにしていきましょう。何をすれば楽しくなり喜びを感じられるのか、または何を脳がご褒美だと思って嬉しさに変わるのかを観察しましょう。

喜びや楽しさ、成功体験の連鎖が、どんどんやる気につながっていきます。

自分自身や会社の部下がどうしたらやる気が出るようになるのか、勉強しなきゃと思っているのに始めることができないまま、禁煙したいのに最初の一歩が踏み出せない・・・。

そんなふうにお考えの方は、ぜひこのコラムを読んで自分自身も周りひとのやる気さえもコントロールしていきましょう。

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褒めて、楽しんでやる気スイッチをON

「やる気」の出る心理学 初級編

旧日本海軍の山本五十六元帥は、「やってみせ、言って聞かせて、させてみて 褒めてやらねば 人は動かじ」という名言を残しました。

よく、「自分は褒められて育つタイプ」といいますが、昔から人間というのは褒められて育ってきました。

また、ポケモンGOというゲームが流行りました。この時、ゲームのために何十kmも歩いたり寝食を忘れて何百時間も没頭したりする現象が起こりました。

さらに、「ランナーズ・ハイ、クライマーズ・ハイ」という、スイッチが入ると本来苦しいことでも楽しくなる脳内ホルモンの働きがあります。

これを利用すれば、やる気スイッチが入って、仕事でも勉強でもバリバリこなすことができるようになります。

これを実現するためには、

心理学利用

脳内ホルモン利用

といった2つのアプローチ方法があります。

やる気を引き出す心理テクニック「条件づけ」

心理学的アプローチに、スキナーボックスというものがあります。

これは、心理学者スキナーが作成した、レバーを押すと餌が出てくる実験装置のことです。

この装置のなかにラットを入れると、餌が欲しい時にレバーを押す行動を学習します。

このようにして餌を与えるのは、動物に芸を教える時にも利用される方法です。

そうすると、餌欲しさに芸をするようになります。これを心理学では「条件付け」といいます。

ちなみに、この餌のことを「」といいます。いわゆるご褒美のことです。

人間も同じように、条件付けをすることが可能です。人間は成長することに喜びを感じます。

例えば、マラソン選手が一挙にオリンピック基準の2時間7分を記録することは困難ですが、3秒や5秒縮めることは可能です。そして、個人記録を少しずつ縮めていけば、成功体験を繰り返すことが楽しくなり、やる気スイッチがONになります。

また、人間には承認欲求があります。褒められることは他人から高く評価されることであり、褒められた本人には「賞」となって、再び褒められたいという心理が働くことになります。

なにかのきっかけから良い成績が取れた時は嬉しくなります。そして、このことが「賞」の役割を果たします。

ビリギャルでも、英語の成績が伸びたことをきっかけにスイッチがONになっています。このことが、喜びという「賞」の効果をもたらします。

これが続くと、「良い成績⇒嬉しい」という思考が定着します。そして、この嬉しさを味わうために勉強をするようになります。

そうすると、「勉強⇒良い成績⇒嬉しい勉強⇒・・・」というポジティブサイクルが意識の中に出来上がります。また、大切なことは、「やればできる」という自信が付くということです。そして、それは、他の教科に広がっていくのです。

脳内ホルモンでやる気スイッチON

脳内ホルモンとは、神経細胞と神経細胞の間を結ぶ物質のことです。

脳内ホルモンというと、ホルモンが脳に満たされ、脳神経同士の情報のやり取りが活発になり、成績が良くなると考えがちですが、そういうわけではありません。

ドーパミンという脳内ホルモンがあり、これは快楽ホルモンと呼ばれています。

ドーパミンには、テストで良い成績を取ったことや嬉しいことがあった場合、脳の報酬系という部分に作用して、脳に快楽を与える効果があります。

快楽はクセになるものですが、それはドーパミンの作用です。

脳はドーパミンの快楽欲しさに、テストで良い成績を取れという指令を出し、勉強のやる気スイッチをONにするのです。

また、良い点をとって先生や両親に褒められてもドーパミンが放出されます。そして、脳もその快感を求めるために更に勉強するようになります。上司に褒められても、同じ反応になります。

事例:禁煙のやる気スイッチ

まず、禁煙のデータを記録します。喫煙欲求を感じた都度、我慢したタバコの金額を記録して、1日の合計額を計算します。

昨日の金額と比較すると、明日は、もう少し頑張ろうという気持ちが湧いてきます。ミッションに対して、数値的なデータ管理を行うことが基本です。

そして、禁煙の日数を重ねることでタバコが我慢できるようになります。こうして成功体験を積み重ねることで、更にやる気スイッチがONになります。

先ほどのデータ管理について、日々のトライ&チェックで取り組みの効果や効果的な策をつかみます。

次に、手帳やノートにタバコを吸いたくなった時の状況を記録していきます。こうすると、タバコに縛られている自分の姿が見えてきます。そして、禁煙できている自分に自信が持てるようになります。

これは、認知療法という心理療法応用したものです。これだけで禁煙できる人もいます。

ただ部下に「仕事をしろ」、子供に「勉強をしろ」といっても、やる気スイッチは入りません。自主的に楽しむことで、やる気スイッチをONにすることができるのです。そして、このノウハウを身に付けることで、様々なミッションが達成できることでしょう。

 

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