企画職に求められる「リーダーシップ」について

企画職に求められる「リーダーシップ」について

マーケティングの大部分を担う企画職には、企画に関する知識だけでなく、常に社会が求めているニーズを理解することから、社内で円滑に仕事が行えるようコミュニケーション能力からプレゼンテーション能力まで、さまざまなスキルが必要になります。

そのなかでも、企画職で働くときにとくに身につけておきたい能力に「リーダーシップ」が挙げられます。

企画職というと、「プレゼン力」「発想力」などにフォーカスされることの多い職種です。

ただ、企業におけるプロジェクトはほとんどの場合チームで進めるため、チームをいい方向に導き、周囲を引っ張っていくための「リーダーシップ」も必要不可欠なのです。

管理職になってからだけでなく、早めの段階でリーダーシップを身につけておくことは、上司不在の際の突発的なトラブル対応などを含めさまざまな状況で役立ちます。

そこで今回は、「企画職として働いている人」「これから企画職として働く人」に向けて、企画職に求められるリーダーシップとは何かを解説していきます。

企画職のリーダーが担う役割とは

企画職に求められる「リーダーシップ」について① 企画にもさまざまな職種があり、それぞれ求められるリーダーシップというのは少し異なりますが、身につけておきたいスキルや能力は共通しています。

まずは、企画職のリーダーが担う役割について知ることで、自分に足りないものが何かを知ることができるでしょう。

では、さっそく企画職のリーダーが担う役割について、いくつか見ていきましょう。

企画の目的を明確にするために情報共有をする

まず企画の仕事は、「何に必要な企画か」を考えることから始まります。

クライアントや自社が考える「企画の目的」に沿ったテーマを決めることで、その後の進め方も明確化してきます。

目的に沿ったテーマ決めをしっかり行うか行わないかで、後に生み出される製品・サービス・アイデアの質は大きく変わってくるでしょう。

その後リーダーが担うべき役割は、「その企画が目的に沿ったものであるか」を確認することです。

その企画の具体的な狙いやポイントを、立案者に、しっかりとヒアリングし、チームに共有する必要があります。

例えば

社内の目的・・・「今までにない層をターゲットにしたい」

企画のテーマ・・・「小学生向けの商品」

だとします。

自社のメインターゲットがそれまで「子ども」だった場合、上記の企画は目的に合わないものになってしまうでしょう。

また、企画のテーマをチーム全体で共有しておくことは、企画を進めていく上でメンバー同士の意識の食い違いを起こさないようにするためにも重要です。

論理的な思考で企画のゴールを決める

企画の方向性やテーマが定まったら、具体的に内容を詰めていきます。

今進めている企画の目的と業界の動向、社会のニーズから何を実現するべきか、改善するべきかを考え、「消費者が抱える課題への解決方法」や、「課題解決を実現するまでのプロセス」などを決定する必要があります。

リーダーは、チームメンバーから上がってきたいくつかのデータや仮説を基に、どれが一番課題の解決方法としてふさわしいかを判断し、どの方法を採用するか決断しなければなりません。

その次に、仮説に対する検証・調査を行い、本当にこの方法で解決できるかその根拠を論理的に提示します。

この局面ではチームメンバーが集めてきた情報だけでなく、市場のニーズ、競合や自社既存商品の傾向などを踏まえ自ら情報収集を行う必要があります。

メンバーが集めてきた情報とリーダー自ら収集した情報を合わせて検討することで、リーダーが定めた方向性の根拠や信頼性がチームメンバーにも伝わり、チーム全体が納得感を持って企画を進められるようになります。

リーダーとして信頼されるためには

企画職に求められる「リーダーシップ」について②

企画チームのリーダーとして活躍したいなら、ほかのメンバーから信頼されなくてはいけません。

リーダーが優柔不断であったり、プロジェクトメンバーのサポートをしっかり行えなかったりするようなマネジメント力に欠けている人物では、社内、社外からの信用を得ることはできないでしょう。

情報共有を徹底する

複数人で企画を進める上で大切なことのひとつに、「物事を決める際に情報共有を漏れなく行えているか」ということがあります。

情報の伝達漏れがあると、企画を進める度にトラブルや不要な手間がかかってしまい、企画の進行に悪影響を与えてしまう可能性もあります。

データの正確性の把握

企画においては、さまざまなところから得たデータをもとに商品の設計を行っていきます。市場のニーズや既存商品の売り上げ、競合の動向など、多くの情報を収集し、「売れる」商品を企画していきます。

そのような時、プロジェクトメンバーが集めてきた情報の仕入れ元を確認し、「正確なデータなのか」を確認しておくこともリーダーの役目です。

多くのデータがあるなかで、どのデータを信頼し、活用していくのか、最終的に判断するのはリーダーの大きな役割と言えるでしょう。

頭ごなしに否定しない

複数のメンバーが企画を立案する場合、「どの企画を採用するか」というのはとても重要な問題です。

すべての案を採用できるわけではなく、提案されるもののなかには的外れの企画が含まれていることもあるでしょう。

そういった時に、頭ごなしに否定するのではなく、メンバーの意見を尊重しつつ、その案をなぜ却下するのか、その案がどういった状況ならば有効なのか、をメンバーに伝えることが重要です。

しっかりと理由を説明することで納得感を持たせるのはもちろんのこと、「こんなケースならその企画もいいかもしれない」という具体的な例を出してあげることで、それまで考えてきた時間をメンバーが無駄と感じずに済むかもしれません。

メンバーが持つアイデアにも個性があり、ターゲットや目的によって得意不得意もあることでしょう。メンバーそれぞれの特徴を活かし、モチベーションを保つ工夫をするのもリーダーとしての仕事なのです。

これから企画のリーダーとして活躍を考えている人へ

このように、企画職としてリーダーシップを発揮し、会社やチームのメンバーから信頼を得るためには、注意するべきポイントはいくつもあります。

企画の進行を正しく導くためにはリーダーとなる人物がプロジェクトやチーム全体を見て、行動をする必要があります。

チームのメンバーひとりひとりは機械ではなく、心を持った人間です。

「業務を早く進められる」「実績がある」など、仕事ができるということで慕ってくれるメンバーもいる一方、「人として好き」という理由でついてきてくれるメンバーもいるでしょう。

重要なのは「人間力」と「業務スキル」のどちらか一方だけではないのです。

これから企画職としてリーダーシップを発揮して活躍していきたいと考えている人は、企画の知識だけでなく、人を動かす能力を鍛えていくことで、成功を収めることができるかもしれません。

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