先延ばし癖と上手に付き合い克服する方法

先延ばし癖と上手に付き合い克服する方法

上司に頼まれた仕事をついつい先延ばしにしてしまった経験ありませんか?

「明日やる」「またあとでやる」と、だらだらしているうちに仕事の期限が来てしまって、取り返しのつかない事態になってしまった人も多いはずです。

やらなくてはいけないと頭ではわかっていても、あれこれ理由をつけて仕事をやりたくなくなってしまいますよね。

けれど、嫌な仕事から逃れたいからと言って仕事を先延ばしにても、その場の一時しのぎであって後から自分の首をしめつけることになりますよ。

この記事では、大事な仕事を後回しにしてしまうビジネスパーソンのために、先延ばしをしてしまう原因や先延ばしが引き起こす問題、先延ばし癖を克服する方法について解説します。

嫌な仕事を先延ばしする悪い癖を直して、毎日気持ちよく仕事をこなしましょう。

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先延ばしで起こる心理

先延ばし癖と上手に付き合い克服する方法①

はじめに、人が先延ばしするときにどのような心理が働いているかについて見ていきましょう。

好きなことやラクなことなら、すぐに飛びついてでも行えるものですよね。

しかし、やらなければならないことを先延ばしするときの心理は、何らかの不快感を抱いていることが多いようです。

「できないかもしれないという不安」「できないという自信のなさ」「失敗への恐れ」「面白くないという退屈感」「興味が湧かない無関心」「荷が重すぎるという負担」「プレッシャーからの圧迫感」などさまざまなことが考えられます。

この不快感をかき消したり、紛らわせたりするために、他のことを行ってしまうのです。

また、不快感の他にも、やらなければならないと感じる「危機感が薄い」という可能性もあります。

差し迫ったものでないと「まだ時間がある」「今でなくてもいい」という余裕の心理が働くことは経験済みの人もいると思います。

このようなときには、先延ばししていることの「罪悪感や負い目」を埋め合わせるための他の行動をとってしまうことも少なくないようです。

脳の中では、即座の満足感を求めて人の衝動性を促す大脳辺縁系と、長期的な展望や計画などを司る前頭前皮質が、常にポジションを争って行動を決定しているのだそうです。

先延ばす場合は、大脳辺縁系のほうが優位に働いていることになります。言い換えると先延ばしは一種の衝動であるともいえるのです。

先延ばしするときには、不快感の回避、危機感の欠如、罪悪感の代替、満足感や快感を求める衝動などが発生していることになります。

先延ばしの影響とその波紋

ものごとを先延ばしすると、その後にしわ寄せがやってくることは皆さんもご存じでしょう。

期限ぎりぎりになると焦る気持ちが高まります。

できないかもしれない、間に合わないかもしれないという不安は先延ばししたときより大きくなるでしょう。

休みなしで断続的に取り組んで、体のエネルギー消耗も激しくなります。

短時間に加えて、焦りがあるという条件下の仕事に、高品質を求めることは難しいかもしれません。

何とか間に合わせられても「満足感がない」「品質に自信がない」という心境が生まれる可能性も出てくるでしょう。

先延ばしによって周囲の評価だけでなく、自己評価も下げることになります。

「自分は何故できないのだろう」「私はできない」「また先延ばした」「逃げた」「投げ出した」「周りはよく思わないはずだ」「迷惑をかけた」などと自分を責める感情が生まれるでしょう。

このような気持ちは、自分を傷つける経験になるだけでなく、先延ばしのたびに「そういう人間」だと自分の意識に刷り込んでしまう危険性があるのです。

ヨーロッパにある大学の研究では、先延ばしの癖は、職場や家庭でのコミュニケーション、仕事の進捗や成果、健康面の問題にも繋がりやすくなるということも明らかにされています。

先延ばしをすると、目の前のものごとが進まないだけでなく、長期的に見ても損失するものは大きいことがお分かりいただけるのではないでしょうか。

先延ばしを克服するための意識と方法

先延ばし癖と上手に付き合い克服する方法②

では、ここから先延ばしの癖を克服する効果のある具体的な方法についてご説明していきます。

先延ばしする癖のある人は、自分の先延ばしの裏に隠れた本当の理由を理解するように意識してみてください。

先延ばししそうになったときに、マイナスの心理が働いていることを自覚することで、それをコントロールすることも、何らかの対策で対処することも可能になるのです。

先延ばしせずに取り掛かるための対策として、ものごとに対する不安感や負担度を下げるために、ひとつのことを分割して、具体的な行動に落とし込んでみましょう。

できるだけ小さなステップに分け、ひとつひとつに対して簡単! 単純!と思えるようにすることがポイントです。

そうしておくことで、いくらかの不安感や抵抗感があったとしても手を付けやすくなるでしょう。

分割したひとつを完了する時間は短くて済みますし、完了したときに満足感を求める大脳辺縁系の欲求も満たせる好循環が巡り始めます。

ひとつひとつをこなしているときの短い時間の集中のインターバルは、最大パフォーマンスを引き出すといわれるフロー状態に入りやすくなります。

行っていることに対して心地よさを感じながら高い成果を上げていけるでしょう。先延ばしすることは、この機会も逃していることになるのです。

もしも、取り掛かることにやる気不足を感じるときは、完了したときのことや達成できたときのことを強くイメージしてみてください。

それを行うことでよくなること、役立つこと、楽になること、周りへの良い影響、自分への評価、心境など自分のモチベーションが作動するような良いイメージを探ってみましょう。

これは、マイナスの心理を強力に和らげる効果もあります。分割したひとつひとつが完了するごとに、コーヒーを飲む、チョコレートを口にするなど小さなご褒美を設けることも効果を高めるといわれています。

「不快感の自覚」「工程の分割」「細かな取り組みでフロー体験」「小さな達成感」「達成後のイメージ」「報酬への期待」「先延ばしなしの良好な経験」などを心掛けた活動を積み重ねてみてください。

先延ばしするよりもしないほうがいいということを自分で体感していくうちに先延ばしの癖は克服されるでしょう。

まとめ

先延ばしすることは、思っているよりも大きく長期的な影響をもたらします。

言い方を変えると、先延ばしせずにものごとに取り組むことができれば、得られるものはとても大きいということです。

スムーズな時間管理を妨げているのは、怠惰な性格や能力が低いということではなく、心理がもたらす習慣によるところが大きいことをぜひ覚えておいてください。

その心理を理解して、打開策を講じて、先延ばしの癖を克服していきましょう。

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