風邪を予防し、回復を助ける食材を知ろう

風邪を予防し、回復を助ける食材を知ろう

冬になると風邪やインフルエンザが流行します。乾燥や寒暖差からウイルスが侵入しやすくなり、体調を崩す人も増える時期です。風邪にはバランスの良い食事と十分な休息が必要です。

ですが、社会人ともなると、大事な会議や商談などで、休みたくても休むことができない日もあるでしょう。今回は風邪の予防に効果的な食品と、やむなく風邪を引いてしまった時の食事の選び方を紹介します。

風邪とは一体何でしょう?

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東洋医学から見た風邪とは

まだウイルスや菌の存在、作用が明らかになっていなかった時代に、東洋の先人は人を不調に落とし入れる外的な要因(暑さ、寒さ、湿気など)を六つに分け「六淫(りくいん)」としました。そのなかで、風が吹くことでおこる悪い要因を「風邪(ふうじゃ)」と名付けました

これが日本に伝わり「風邪(ふうじゃ)を引き込む→風邪(かぜ)を引く」と変化したのです。

ではなぜ風が吹くと風邪を引くのでしょう?

中医学では、私たちの体に「風邪(ふうじゃ)」が入りこまないように、目に見えない力「衛気(えき)」が守っていると考えます。

ですが、秋になり冷たく乾燥した風が吹くようになると、私たちの身体は冷え、体温が下がり、鼻やのど、肺の粘膜が乾燥し、「衛気(えき)」の力が弱まってしまうのです。

「衛気(えき)」が体表を守れずに「風邪(ふうじゃ)」の侵入を許し、発熱や鼻水、のどの痛みなどを発症してしまった状態が「風邪を引いた」状態なのです。

「衛気(えき)」の力を落とさないためにできることのひとつが、季節・体調に応じた食材・料理を選んで食べることです。

一方、西洋医学は自然環境要因だけではなく、風邪を引く原因の一つがウイルスや菌によるものだということをつきとめました。

ウイルスには多くの種類があり、鼻に不調がでるもの、のどや呼吸器にでるもの、胃腸にでるものと症状は様々です。

現在、インフルエンザのように、一部の特定のウイルス疾患に効く抗生物質が発見され、薬として認証されているのは、西洋医学の進歩のおかげです。

風邪とインフルエンザの違い

風邪ウイルスは、鼻水やくしゃみでとんだ唾液などに触れてしまうことが原因でおこる、飛沫・接触感染が主な経路です。

インフルエンザはそれに加え、感染者が咳をした時に空気中に放出され、空気中を浮遊するウイルスそのものを直接吸いこむ空気感染でもうつってしまいます。

インフルエンザは感染力が強いうえ、風邪と違い急激な高熱を発症します。肺炎などの合併症を引き起こす可能性もあり、特に子供や年配の方には命にかかわることもある恐ろしい病気です。

急な節々の痛みや高熱が出た場合は、インフルエンザの可能性があります。周りへの感染を防ぐためにも自己判断による市販薬の服用や食事療法ではなく、すみやかに医療機関を受診し、適切な診断を受けるようにしましょう。

風邪の予防と引きはじめに適した食材を知ろう

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体を温め抵抗力をつける食材

ヒトの体は体温が下がると免疫の活性が下がり、抵抗力がぐっと落ちてしまいます。

寒い季節は特に、普段から体を温めることを意識して食事をするようにしておけば、風邪の予防にもつながります。

味噌汁やスープ類

手軽でおすすめなのが味噌汁やスープです。豚汁やけんちん汁は、体を温める力が強い根野菜を多く使います。

また、ミネラルや繊維質も多く、腸の働きを整え、免疫力を上げてくれます

ちゃんこ鍋

さまざまな食材を温かく食べられる鍋もおすすめです。

しょうがは、生のままだと発汗を促し、体の熱を放出し冷ます作用がありますが、長時間加熱することで、体を芯から温める作用に変化します。

薬味として添えて食べるよりは、薄切りにして鍋に入れ、具材と一緒に煮て、いただきましょう。

鶏肉や海老も、体を温めてくれるおすすめの具材です。

良い出汁も出るので、手に入れば鶏肉は骨付き、海老はカラ付きで入れましょう

鼻やのどの乾燥はウイルスの増殖に好都合。体を乾燥から守ってくれる食材

レンコンとユリ根のスープ

レンコンとユリ根は、共に乾燥した肺を潤してくれる食材です。弱火でコトコト炊いてスープにすると、咳を鎮めるとともに体を温めてくれます。

レンコンに限らず、野菜や果物の栄養分は皮と身の間に特に含まれていることが多いですので、傷んだ部分のみ皮をむいて、皮ごとつかうようにしましょう

ホクホクした食感に仕上げたい場合は厚めに切って弱火でじっくりと火を通し、シャキシャキ感を楽しみたい場合は薄くスライスし、さっと火を通して仕上げます。

ユリ根は一片ずつに分け、流水で土やおがくずを洗い、傷んだところを切り取っておきます。

ユリ根はすぐに火が通り、煮崩れてしまうので、レンコンに火が通ったところに加えて、さっと火を通して仕上げましょう。

レンコンもユリ根もくせのない野菜なので、中華スープのもとやコンソメ、和風だしなど、お好みの味付けで試してみてください。

豚バラ大根

乾燥した体を潤す効果のある豚肉と、咳を鎮める効果も期待できる大根で作る豚バラ大根は、ご飯もすすむ人気のおかずです。

大根は短冊切り、豚バラは厚切り肉を用意して一口大に切り、共にフライパンで炒めます。

火が通れば酒、みりん、醤油、砂糖を1:1:1:0.5の割合で加え、煮絡めれば出来上がり。仕上げにのどの痛みにもよく効くネギをたっぷりと散らしましょう。

腸を丈夫にし、免疫力をつける食材

中医学では大腸は肺、皮膚の健康と密接な関係があると考えられています。腸内環境を整え、栄養の吸収がよくなると肺や肌が潤い、「衛気(えき)」のパワーが増します。

現代西洋医学でも、人体の免疫細胞のうち、その約7割が腸に存在しているといわれていますね。そんな腸内環境の乱れは、免疫力を落とすことにつながります。

ヨーグルトに含まれる動物性乳酸菌、ぬか漬けザワークラウトに含まれる植物性乳酸菌、味噌甘酒などの発酵食品、また食物繊維は腸内環境を整えてくれます。

生野菜など冷たい食べ物は一般的に体を冷やして腸の動きを悪くしてしまいます。サラダを食べたい時は、出来るだけ温野菜サラダにしてとるようにすると良いですね。

本格的に風邪を引いてしまった時に適した食材

気をつけていたはずなのに残念ながら風邪を引いてしまった時、熱が上がり咳や鼻水がひどい場合は、マスクをして早めに医師の診察を受けましょう。周りの人に風邪をうつさないのも、社会人としてのマナーです。

食欲がない時は無理に栄養を摂ろうと頑張らず、口当たりのよい果物お粥を少しずつ食べましょう。

また、発熱で水分も失われるので、ほうじ茶などカフェインの含まれないお茶を中心に水分はしっかりと摂ってください。

麹から作られた甘酒も滋養がありますので、薄めにして少量ずつ飲むと良いですね。

食欲が回復してきたら、お粥やあっさりとした蒸し物煮物など胃腸に優しいものを中心にしたメニューを選びましょう。後は食べることよりもゆっくりと睡眠をとり、体を休めることが大切です。

まとめ

冬は特に風邪を引きやすい季節ですが、毎日の食事に気をつけることで、ある程度予防することができます。

風邪はやインフルエンザを予防するには、外出先から帰ったらうがい手洗いをすることと、日ごろからバランスよく栄養をとり、ウイルスなどの外敵から体を守る抵抗力をつけることが大切です。

「風邪は万病のもと」と言われるように、風邪を軽く見ているとさまざまな病気につながることもあります。今回紹介した食材を積極的に取り入れ、風邪に負けない強い体作りをはじめましょう。

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