マーケティング職に必要なのはデータと感覚の組み合わせ

マーケティング職に必要なのはデータと感覚の組み合わせ

マーケティングを成功させる方法には、どのようなものがあるのでしょうか。

ビジネス本などには、思考法やフレームワークを紹介するものが数多くあります。

しかし、現場で活かそうと思った時に、うまく実践できないということもあるのではないでしょうか。

そのような場合、マーケティングの知識を、業界や企業の特徴、個人の思考特性などと組み合わせて考えられていない可能性があります。

社内にマーケティングの優秀な指導者がいても、ビジネスで成功するとは限りません。

マーケティングを成功させるためには、現場の声が重要です。

自社の従業員の特性をしっかりと把握した上で戦略を練ることで、マーケティングは本来の力を発揮するのです。

今回はマーケティングを成功させるために必要な「データの活用」と「個人の感覚」についてご紹介していきます。

データというものを理解しよう

マーケティングでは「データが大切」とよく言われます。

顧客数や成約率などのデータは、同じ方法で算出をすれば、誰が導き出しても同じ結果になるはずです。

しかし、前提条件や、どの項目を対象として調査するか、どのように活かすか、という部分は人によって異なります。

つまりデータは「客観的な事実」としてとらえられるものですが、そこに関係する人間の思考や感覚によってその意味合いを変えるのです。

市場調査なども、外部に依頼した場合は客観的な目線に立った情報を得ることが可能です。

しかし、調査を行った会社が、その結果を基に自社のサービスを販売しようと考えている場合、都合のいいデータだけを取り上げられてしまう可能性もあります。

そのようなことを減らすためにも、マーケティングにおいては、公平性のあるデータを活用することをおすすめします。

また、データを活用する時には「どこに注目するか」ということが重要です。

例えば、新商品の状況を分析するためのデータを用意したとします。

その時、多くの経営者層は、売り上げや利益などの基本的なデータに注目するでしょう。

しかし、それらのデータには、競合商品の価格、顧客の年齢層など、さまざまな要素が関わっています。

新商品の売れ行きが思ったほど伸びなくても、他の自社商品の売り上げを間接的に伸ばしている可能性もあります。

新商品というのは、認知を広げるための材料でもあります。

例えば、あるゲーム機に取り付ける別売りの端末を新しく販売したとします。

そのことがメディアなどで取り上げられ、多くの人の目に触れた場合、新商品である別売りの端末は売れなくても、本体の売り上げが伸びることがあります。

その結果、別売りの端末については、半年後、1年後に売れ始める可能性もあるのです。

新商品についてのデータを見ていく場合は、このような商品同士の関連性などもしっかりと確認し、マーケティングに活かしていく必要があります。

データをまとめる際の取捨選択

データを活用したマーケティングにおいて、重要なのは「公平性」と「取捨選択」です。

先ほどデータの公平性については簡単にお伝えしましたが、もうひとつ重要なのが、大量のデータを「いらないデータ」と「重要なデータ」に分けていくことです。

データの量が多くなるほど、そのなかに紛れ込む不要な情報も増えていく可能性があります。

イレギュラーや不要な情報ばかりに注目して、その部分もカバーしようとすると、他のデータとの整合性が取れなかったり、商品設計が複雑かつ予算が大きくなってしまったりします。

また、一見不要と思えるデータのなかにも、重要なデータが紛れ込む場合があります。

例えば顧客の居住地域や職業などは、ターゲットを限定した商品と、そうでない商品では重要度が変わってくることもあります。

データの取捨選択を行っていくには、まずはターゲットを明確にし、その範囲や特性に合った情報をピックアップしていくといいでしょう。

社内の体制や従業員のスキル、予算などを踏まえ、市場などの外部面、社内などの内部面に分けて情報を整理していくのです。

マーケティングにおいては個人の感覚も重要

マーケティングを考える際には、感覚での判断は極力避けたほうがいいとも言われます。

個人の感覚に頼ってしまうと、単発で大きなヒットを生み出したとしても、次に活かせる明確な基準やデータが不足してしまいがちだというのがその理由のひとつでしょう。

マーケティングの本質は、企業やサービスを成長させ続けることにあります。

そのため、しっかりとしたデータを基に戦略を練る必要があるのです。

しかし、大切なのはデータだけではありません。

現在、AIや機械学習の進歩により、データ収集や情報の整理をした上での商品開発は以前より容易になっています。

データを活用する、というだけでは競合に勝つための要素が不足しているとも考えられるのです。

例えば、ターゲット層の商品購入の際の金額だけを調査して商品設計をするのであれば、大量なデータを収集し、傾向をまとめられる機械のほうが優秀かもしれません。

しかし、人が商品を購入する際には、金額や機能などの目に見えやすいものだけではなく、ブランドや商品のイメージなど、顧客の欲求を満たすための多くの要素が関わってきます。

それを数値化するのは大変難しいことです。

現代のマーケッターに重要なのは、データにさまざまな視点や感覚を組み合わせた上で、分析し、行動し、管理できることです。

ビジネスにおいて多くのことが機械化している今、マーケティングにおいて「人」が負けないようにするためには、この感覚という部分をいかに形にしていくのか、数値化していくのかが重要になるでしょう。

個人の感覚を受け入れ、それをかみ砕き、多くの人に伝えられるマーケッターが必要とされているのです。

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