ロジカルシンキング(論理的思考)に大切な5つのポイント

ロジカルシンキング(論理的思考)に大切な5つのポイント

ビジネスパーソンなら誰しも、ロジカルシンキング(logical thinking)という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

日本語では「論理的思考能力」もしくは「論理思考」と呼ばれる考え方や手法のことです。

ロジカルシンキングを身に付けることで、他のビジネスパーソンよりも頭一つ抜けた優秀な人材であることを周りに認識させることができます。

円滑に仕事を進められるだけでなく、大きな仕事に抜擢されたり、重要なポストを獲得したり、有利な条件でキャリアチェンジしたりすることもできるでしょう。

ロジカルシンキングとは何なのか、身に付けるメリット、そして明日からすぐロジカルシンキングを使うために大切なポイント5つをご紹介します。

そもそもロジカルシンキングとは?

ロジカルシンキング(論理的思考)に大切な5つのポイント
kaboompics / Pixabay

まずは「ロジカルシンキングとは何か」ということから学んでいきましょう。

「ロジカルシンキング」「論理的思考能力」とは、情報を決められた枠組みにしたがって整理・分析する能力や、一貫して筋が通った理路整然とした論理的な思考・考え方をする能力のこと。そして、その説明の仕方や手法のことまでをも指します。

ロジカルシンキングには、2つの構成要素があります。

枠組みの中で情報を整理・分析する」こと、そして「整理した情報を再びつなぎ合わせ、分かりやすくまとめる」ことの2点です。

例えば、複雑な要素が絡み合っていて把握しづらい状態になっている物事があるとします。

ロジカルシンキングを持った人物は、それら全てをいったんルールに則って展開した後に整理し、再び分類しなおし、周りに分かりやすい状態で順序立てて説明することができます。

ロジカルシンキングを身に付けるメリット

ロジカルシンキング(論理的思考)を習得するメリットは、他のビジネスパーソンよりも優秀で重要な存在として認められることです。なぜならば、現場での交渉をより有利に進めたり、会議やコンペでスムーズに意見や提案を通したりできるからです。

例えば、複雑な事情が込み合っている案件があるとします。ロジカルシンキングの思考を身に付けていると、まず情報を分類・整理・分析し、何が複雑な問題なのか、あるいは大事なポイントはどこなのかをいち早く把握することができます。

また、把握した内容を基に、具体的な解決策を提示することができます。誰にでも分かりやすく理解してもらうために、例えば「メリットはこの部分で、デメリットはこの部分」といった具合に、異なる側面から提案することができます。

ロジカルシンキングに大切なポイント

ロジカルシンキングの初心者のあなたでも明日からすぐ使えるようになる、ロジカルシンキングに大切な5つのポイントをご紹介します。ポイントさえ押さえれば、すぐに実践できる内容になっています。

1. 結論から述べて、その後に理由を説明する

会議や打ち合わせの中で主張したい内容がある場合は、まず結論から述べましょう。

そうすることで、話の終着点が分かりやすくなり、内容に深く耳を傾けてもらえるからです。

前置きが長かったり、あるいはデメリットを先に言ってメリットを言ったりするようなやり方はお勧めしません。

まず提案したい内容を1行程度で断言し、その後にデメリットやメリットの数を述べます。そして内容の説明をし、まとめます。

例えば「新しい営業所をどこに作るか」という議題だったら、まず「私は大阪が最適だと思います」という結論から先に述べます。

その次に補足として「メリットは3つ、デメリットは2つあります。」と説明し、各メリット・デメリットについて説明した後、まとめます。

あなたの説明を聞いている他のメンバーは、着地点が分からず漫然と話を聞くよりも、話がどう展開しているのかが事前に頭に入り、内容をより深く理解することができます。

そうすると、提案を受け入れてくれる可能性も高まります。

2. 事実やデータに基づいて意見を述べる

意見を述べるときは、調べたり計算した事実やデータを用意したりして、意見を補強すると効果的です。

先ほどの例で言うと、「なんか大阪は商人がたくさんいるイメージだし、営業所は大阪がいいと思うんだよねえ」などという曖昧な提案をするよりも、「大阪府で自営業をやっている世帯は○万人いて、全世帯の割合の○パーセントです。」というふうに、具体的な数字やデータを示したほうがいいでしょう。

この方が信ぴょう性が上がり、より効果的な提案になるのは明らかですよね。

何かしら意見を述べる場合は、自分がなぜそう思うのかという理由や裏付けを必ず添えるように心がけましょう。

3. 抽象的で曖昧な言葉を極力避ける

意見や提案を述べる場合は、明確で的確な言葉を使いましょう。

「おそらく」「~だと思います」といった表現が不適切なのはもちろん、いろいろな意味に解釈できるあいまい表現もできれば避けましょう。

例えば「お店が潰れた」という表現は抽象的で曖昧です。

「店主が病気で入院することになり、継ぐ人がいないから廃業した」のか、それとも「全国にチェーンがあるが当該店舗だけ売上が伸びず、他の店を優先して合併させるために閉鎖した」のか、どちらの意味にも取れてしまうからです。

あなたの意志を明確に伝えるためには、曖昧な表現をできるだけ避けることが必要です。

4. モレなくダブリなく考える習慣を付ける

ロジカルシンキングの基本原則の中に、MECE(ミッシー)というものがあります。

Mutually Exclusive Collectively Exhaustiveの頭文字で、日本語に訳すと「それぞれが重複することなく、全体としてモレがない」という意味になります。

これは特に物事を分析するときに大事な考え方です。

ある切り口から物事を分類し細分化し、そこから展開していくのですが、細分化するときに「モレ」があったり「ダブリ」があるとそもそものグルーピングが間違っているため、例外ができてしまい、うまくいかなくなります。

日頃からモレなくダブリなく考える習慣を付けましょう。

例えばプロジェクトに必要なタスクを洗い出し、プロジェクトに必要な所要時間を報告する任務があるとします。洗い出し忘れているタスクがあったり、逆にダブってカウントしたりしているタスクがあると、実際の所要時間とズレができてしまいますよね。

全ての可能性を洗い出した後に、重複がないかどうかをチェックする方法がお勧めです。

普段から習慣づけていると、次第に自分のやり方として身に付けることができ、いざというときに発揮できるのでお勧めです。

5. 情報の整理整頓の習慣を付ける

散らかっている情報をうまく分類し、まとめてスリム化する力を身に付けましょう。

身近な例で説明します。

あなたは、やるべきタスクを10個与えられているとします。ロジカルシンキングを身に付けていない人は、ただやみくもに与えられた順番にタスクをこなそうとしがちですが、それではうまくいきません。

まず分類をして仕分けをします。期日がいつなのか、どのくらい時間がかかるタスクなのかといった条件により、タスクの優先度が変わってきます。また、分類してみるととても近い内容の2つのタスクが見つかったとします。

その2つのタスクはまとめてこなした方がより効率的に終わらせることができますよね。

このように何事も取り掛かる前に思考を整理整頓する習慣を付けることで、仕事をスムーズに進められるようになります。

思考の整理整頓が習慣になり、自分のやり方として身に付けられれば、大事なプレゼン資料を作るときにも、その考え方を応用して効果的なプレゼンテーションができるはずです。

まとめ

ロジカルシンキングの説明をはじめ、身に付けるメリット、実践的に習慣付ける方法をご紹介してきました。

5つの方法は、心掛け一つで、明日からすぐにでも実行できる内容になっています。

ぜひ実行に移して、自分の習慣にして、ロジカルシンキングを自分のものとして身につけてください。

ロジカルシンキングを身に付ければ、社内でも一目置かれる存在となるでしょう。

自身のスキルアップにもつながる実践的な思考能力なので、ぜひマスターしてみてください。

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