ショートカットキーは、キーボードを使ってパソコンの操作を簡単に行うための機能です。
ショートカットキーを使用することで、マウスとキーボードの両方を使わなければいけないことが減り、効率よく作業を行うことができます。
PCで使用できるショートカットキーは数多くありますが、すべてのショートカットキーを一度に覚えなければいけないわけではありません。
今回は、ビジネスシーンでよく使用するショートカットキーをWindowsに絞ってまとめました。
- 基本として押さえるべきショートカットキー
- 編集作業などで便利なショートカットキー
- ブラウザを使用する時に便利なショートカットキー
の順にご紹介します。
さまざまなビジネスシーンで多用するショートカットキーですので、作業の効率を上げることが期待できます。ぜひ参考にしてみてください。
ショートカットキーを使用するメリット
2017年11月時点でのデスクトップOSシェアは、Macが約9%、Windowsが約88%となっており、シェアの大部分をWindowsが占めています。
(参照:Macが9%超え – 11月デスクトップOSシェア | マイナビニュース)
そのため、Windowsのショートカットキーを身につけておくことは、ビジネスパーソンとして成長していく上で非常に大切なことです。
ショートカットキーを使用することで、以下のようなメリットが考えられます。
作業時間を短縮できる
必要なショートカットキーを覚えて使いこなせば、毎日の事務作業の効率化が見込めます。
「遅くまで働いているはずなのに仕事が終わらない…」
そんな時は、ひとつひとつの作業の効率化が非常に大切です。作業時間を短縮し、業務を早く処理することにつなげましょう。
頭の中を整理しやすい
一度に多くのタスクをこなす場合でも、ショートカットキーを使いこなせば入力作業が簡素化できるので、その分ほかの業務や、頭の整理に時間を使えるようになります。
一度覚えればほかのツールにも活かせる
Windowsのショートカットキーは汎用性が高く、ブラウザ上で動作する多くのツールも同様の仕様になっている場合があります。
幅広く活かせる基礎的なショートカットキーを覚えておくと、さまざまな場所で活用できるかもしれません。
仕事のスタンスが磨かれる
複雑な作業を簡素化して行う習慣を身につけることで、ビジネスのさまざまな場面で「もっと簡単な方法はないだろうか」と考えることができます。
複雑な作業を、少しでも簡素化できるビジネスパーソンを目指しましょう。
基本として押さえておきたいショートカットキー
まずは基礎的なショートカットキーからご紹介します。
Windows キーを使用したショートカットキー
ウィンドウを最大化する | [Windows]キー + [↑] |
画面の左側にウィンドウを最大化する | [Windows] キー + [←] |
画面の右側にウィンドウを最大化する | [Windows] キー + [→] |
ウィンドウを最小化する | [Windows] キー+ [↓] |
ウィンドウを画面の上下に拡大する | [Windows] キー + [Shift] + [↑] |
最小化されたウィンドウをデスクトップに復元する | [Windows] キー + [Shift] + [M] |
Ctrlキーを使ったショートカットキー
・コピー | [Ctrl] + [C] |
・ペースト | [Ctrl] + [V] |
・切り取り | [Ctrl] + [X] |
・元に戻す | [Ctrl] + [Z] |
・[Ctrl]+[Z]の操作を元に戻す Ctrl+Zを取り消したい時に使用 | [Ctrl] + [Y] |
文字の入力や編集をする時に便利なショートカットキー
文字入力や文章の編集をする時に覚えておくと効率がいいショートカットキーをまとめました。特に[F数字]キーなどは、ボタン一つで文字の変更ができるのでぜひ覚えておきましょう。
文字入力で覚えておくと便利なショートカットキー
入力文字をひらがなに変換 | [F6] |
入力文字をカタカナに変換 | [F7] |
入力文字を半角カタカナに変換 | [F8] |
入力文字を全角英数字に変換 | [F9] |
入力文字を半角英数字に変換 | [F10] |
ページ内検索 | [Ctrl]+[F] |
一部を選択(範囲の指定) | [Shift]+[←]/[→]/[↑]/[↓] |
入力したデータのプレビュー 印刷 | [Ctrl] + [P] または [Ctrl] + [F2] |
ファイルの編集に便利なショートカットキー
作成済みのWordファイルを作業のために開く | [Ctrl] + [O] |
作業するWordファイルを新規作成 | [Ctrl] + [N] |
作業終了後、ファイル名を変更せずに上書き保存 | [Ctrl] + [S] |
新規にファイルの名前を付ける、または変更して保存 | [F12] |
テキストサイズの変更に使うショートカットキー
テキストサイズを大きくする | [Ctrl]+[+(プラス)] |
テキストサイズを小さくする | [Ctrl]+[-(マイナス)] |
テキストサイズを標準設定にする | [Ctrl]+[0] |
ブラウザで使えるショートカットキー
Internet Explorer,Google Chrome,Firefox
現在のタブを閉じる | [Ctrl] + [W] |
ブックマークに追加する | [Ctrl] + [D] |
ホームページに移動 | [Alt] + [Home] |
閲覧履歴を削除する | [Ctrl] + [Shift] + [Del] |
閲覧履歴を開く | [Ctrl] + [H] |
新しいタブを開く | [Ctrl] + [T] |
前に閉じたタブをもう一度復元して開く | [Ctrl] + [Shift] + [T] |
ページを更新 | [F5]または[Ctrl]+[R] |
指定のタブに移動 | [Ctrl] + [数字] |
Google Chrome
シークレットモードでウィンドウを開く | [Ctrl] + [Shift] + [N] |
名前を付けてページを保存 | [Ctrl] + [S] |
すべてのタブをブックマークする | [Ctrl] + [Shift] + [D] |
Internet Explorer(Microsoft Edge)
現在のページを新しいウインドウで開く | [Ctrl] + [Shift] + [N] |
Opera
「進む」の履歴をすべて表示 | [Alt] + [X] |
「戻る」の履歴をすべて表示 | [Alt] + [Z] |
自分の環境に合ったショートカットキーを覚えよう
頻繁に使用するOSやツールによって、すぐに覚えるべきショートカットキーは異なります。
今回はWindowsのショートカットキーをメインにご紹介しましたが、ほかのOS、またはExcelやWordなどのOffice製品にもそれぞれのショートカットキーが存在します。
初めからすべてのショートカットキーを覚えようとするのではなく、自分がビジネスシーンで使うことの多いものをしっかりと把握し、それに合ったものを身につけるのが重要です。
「たくさん覚える」のではなく「優先順位の高いものを覚える」ことが大切なのです。
ショートカットキーをできるだけ早く身につけたいとお考えなら、できる限り覚える量を減らし、慣れるまで繰り返し使用することが近道なのではないでしょうか。