企画職は、そのクリエイティブなイメージから就活市場でも非常に人気が高い職種です。
ただ、企画職という仕事を理解せずにあこがれだけで仕事を始めてしまうと、思わぬところでつまずいてしまったり、「こんなはずじゃなかった…」と大変な思いをしてしまったりすることもあるでしょう。
新卒企画職の人が企業で働き始める時に知っておきたいポイントはいくつかあります。
前もって企画職について予習をしておけば、いざ勤務が始まった時に仕事で行き詰まることも少なくなるでしょう。
今回は、これから企画職として働き始める人へ向けて、企画職として働く上で必要な心がまえや知っておきたいポイントについて解説していきます。
新卒企画職があらかじめ知っておくべきこと
人気の高い職種ではありますが、もちろん企画職も楽しいばかりの職種ではありません。
あらかじめ、企画職がどのような時につらいかを知っておくことで、自分がその問題に直面した時の対処法を考えることができます。
また、新卒の企画職が仕事で心がけるべきことを知っておくと、やりがいを感じやすくなり、つらいと感じることも少なくなるでしょう。
では、新卒企画職が知っておくべきことをいくつか解説していきます。
企画職は常に忙しい
会社にもよりますが、企画職はイベントがあるたびに、イベントの企画や広告・宣伝方法を考えなければなりません。
そのため、1年中忙しくなってしまうのが企画職という仕事です。
会社によっては、商品企画や広告・宣伝企画を全て任せてしまう所もあるので、業務の量が増えてしまい、さらに忙しくなってしまいます。
忙しくなりすぎてしまうと、プライベートの時間が削られ、ストレスが溜まってしまいます。
結果、企画職がつらいと感じてしまうようになるので、企画職として働くのであれば、1年中忙しくなることをあらかじめ理解した上で就職しましょう。
メディアへの対応を意識する
これも会社によっても異なりますが、どんな商品が開発されるかなどの企画の目処がある程度立つと、広報企画職がメディアへの情報公開をしなければならない場合があります。
メディアから企業へインタビューの依頼があった際は、広報企画職がインタビューへの対応をしなければなりません。
会社からメディアに情報を公開する場合は、事前にスケジュールを組んでいますが、メディアからの依頼は急なスケジュールを組むことになります。
どのタイミングでメディア対応をしなければならないかを予測することは可能です。
メディア対応をしなければならなくなる主な時期としては、商品・サービスの開発が始まる時か、リリースが近い時になります。
ただし、こういった情報だけでなく、開発した商品・サービスを利用するにあたって、問題が起きた際にもメディア対応は必要です。
こちらはスケジュールの内容に関わらず起こりうることなので、メディアへの情報公開が必要になった際には、すぐに対応することが重要です。
このメディアへの対応を誤ってしまうと、会社の信用を失う可能性があるので、広報企画では大きな責任を背負うことになります。
広報企画職では、この会社の顔を担っているストレスがつらいと思うことがあるようです。
企画の仕事は、予想外のトラブルが起きることもあるため、仕事がつらいと感じないように、前もって覚えておきましょう。
新卒企画職が心がけなければならないこと
新卒企画職が仕事をつらいと感じた場合には、克服するための対処をする必要があります。
ですが、前もって仕事がつらいと感じないために心がけるべきことを知っておけば、つらさへの対処をする必要もなくなります。
ここからは、新卒企画職が仕事をつらいと感じにくくするために心がけておくべきことを解説していきます。
身体のことを考えて無理はしないこと
新卒の頃は分からないことが多く、戸惑うことも多いと思います。
それでも、無理をして仕事をしてしまう人は多いでしょう。
早く会社の役に立ちたいという気持ちがあるのはいいことですが、体調を崩してしまったら意味がありません。
体調を崩している期間は、仕事ができなくなってしまいます。
その結果、業務内容を覚えるまでの時間が余計にかかってしまい、最終的に仕事がつらいと感じるようになるでしょう。
そのため、まずは少しずつ仕事を覚えることから始めましょう。
企画の仕事は企業によっても違いがあるので、予習していたことと違う分野の知識が必要になることもあります。
初めから大活躍できる人なんてそう多くはいません。
任される仕事がないために焦る気持ちも分かりますが、初めは上司の仕事を見て覚えつつ、いかに効率よく手伝いができるかを考えるようにするといいでしょう。
また、先輩や上司と話せる機会があれば、仕事について詳しく聞いておくことも重要です。
アイデアがあれば遠慮なく出すこと
新卒とはいえ、いいアイデアが思い浮かぶことがあります。
自身のアイデアを会社から評価された場合、アイデアの出処として期待されることとなります。
そうなれば、いいスタートダッシュを切れるので、会社に大きな利益をもたらすような企画を作れる企画職になれると思います。
もし、会議に参加する機会があった場合に、アイデアが思いついたのであれば、「自分のアイデアなんてレベルが低い」とは思わずに、遠慮せずに提案してみましょう。
アイデアに問題点があるなら、改善点を先輩や上司から教えてもらえるでしょう。
これによって、自分の出すアイデアがなぜ不採用なのか理解することができ、次に出すアイデアのクオリティーを向上させることができます。
気に入ってもらえれば、採用される可能性もあり、採用されれば自信にもつながります。
仕事をする上では、自信を持つことはやりがいにもつながり、結果的に仕事がつらいと感じることも少なくなるので、新卒であっても企画のアイデア提案には積極的に参加しましょう。
これから企画職として活躍する人へ
新卒企画職の人は、これから企画の仕事に取り組めるという高揚感があるかと思います。
ただ、企画職はいくら急いでも、すぐに成果を出せる仕事ではないので、ゆっくり時間をかけて確実に経験を積んでいくことが重要になります。
ただし、自分が活躍できると思った時は、遠慮なく実力を発揮しましょう。
それがどんなに小さいことでも、自身の実績のひとつとなるので、必ず覚えておきましょう。
これから企画職として働く人は、小さな実績を積み重ねることから始めましょう。
そうすることで、将来的に会社の目玉商品を作り上げるなどの大きな活躍ができるようになります。