写真共有サービス「Instagram」は、2010年に登場依頼ずっとユーザー数を増やし続けFacebookやTwitterに並ぶSNSとなりました。
その利用者ニーズは、20代から30代の流行に敏感な若者が多く、各企業やショップも新規顧客やファン獲得のために活用しています。
これまで、「Instagramで集客はできない」という風潮がありましたが、ストーリー広告など写真・動画を魅せるといった特徴を利用することで集客することは可能です。
それでは具体的に、Instagramを発信源に集客をするにはどうすればよいのでしょうか?
この記事では、Instagramを活用したSNS集客のコツと、Instagramで集客ができないと言われた理由とについてお話します。
Instagramだけで集客するのは難しい
最初から悲しい事実を伝えることになってしまうのですが、Instagramだけで集客するのは難しいと思われます。
もちろん例外はありますが、Instagramが集客するのに難しい理由として拡散性の低さがあります。
例えばTwitterの場合、知って得するような情報やおもしろいネタ系の投稿などが不特定多数の人にリツイートされることで、よりたくさんの方に投稿を見てもらえることがあります。
これはフォロワー数にも関係していますが、フォロワー数が少ない方でも拡散される可能性が十分にあるのがTwitterやFacebookのメリットです。
Twitterでは下記のようなコメントを見ることがあります。
「いつの間にかたくさんの人にリツイートされて驚いている」
このようなコメントを残している方は、そこまでフォロワー数が多くない方が発言している場合があります。
実際、コメントをしている方のフォロワー数を見ると、数百人ぐらいのことがあります。
しかし、リツイートの数は1万以上を超えている場合もあるのです。
つまり、TwitterやFacebookはフォロワー数が少ない方でも、ひとつの投稿が爆発的に火をつけることがあることを意味しています。
しかし、Instagramは数千、数万というフォロワー数がいる方ならまだしも、フォロワー数が少ない方の投稿が拡散されたり、爆発的に人気が出るようなことは非常に稀です。
いわゆるバズるような現象はInstagramではあまり見られません。
では、どうしてInstagramは拡散性が低いのでしょうか?
Instagramが拡散性の低いSNSである理由とは?
Instagramの拡散性が低い理由のひとつに再投稿が気軽にできないということが挙げられます。
実はInstagramにもTwitterのリツイートと同じような機能でリグラムというものがあります。
リグラムは友人が投稿した写真などを再投稿することができる機能です。
「リグラムのように再投稿できる機能があるのなら拡散性が高いのでは?」
このように考える方もいるかもしれませんが、リグラムは公式のInstagram上で使える機能ではありません。
専用のアプリをダウンロードしなければできない機能です。
そのためまだまだ使っている人が少ないことや、そもそもリグラムという機能の存在すら知らない方がいるのが現状なのです。
さらにInstagramで再投稿するのにはギャラリーの統一感を崩すかもしれないというリスクがあります。
InstagramのギャラリーというのはInstagramの画面を開いたときに写真がずらりと並んでいる画面のことです。
リグラムをすると当然、自分のギャラリーにリグラムした写真が載ることになります。
そうすると今まで自分が載せていた写真とは違う雰囲気の写真が載るため、統一感が損なわれる可能性があります。
Instagramにおいてギャラリーの統一感は、フォロワー数やいいね数を伸ばすために非常に重要なポイントのひとつです。
実際、Instagramで数千、数万フォロワー以上いるような方がリグラムしているのはほとんど見受けられません。
なぜなら、ギャラリーの統一感を大切にしているため、リグラムするというのはハードルが高い行為なのです。
しかし、TwitterやFacebookでは自分の投稿が数千、数万以上のフォロワー数を持っている方にリツイートされることがあります。
しかもこれは決して珍しいことではありません。
このように気軽に再投稿できるTwitterやFacebookに比べ、Instagramは再投稿することに大きなデメリットがあるため、拡散されにくいSNSなのです。
Instagramを発信源にすることで集客は可能
「Instagramで集客するのは不可能?」
この問いに対する回答ですが、Instagramで集客することは可能です。
「最初と言っていることが違う!」と思う方もいるかもしれませんが、正確に言うとInstagramからほかのSNS(Twitter・Facebook)に流れてもらうことで結果的に集客させるということになります。
例えばですが、あるインスタグラマーさんが2017年3月からTwitterを始めました。かなり遅めのTwitterデビューです。
その方はInstagramで6万人以上のフォロワーがいますが、2017年7月の時点でTwitterのフォロワー数はすでに7000人を超えています。
もしもこの方がTwitterでフォトブックの販売を告知したり、プリントした写真を販売するなどすれば、間違いなく売れるでしょう。
また、写真に絡むことでなくても、集客することはできると思います。
例えばカフェを開店したとしてもお客様は来るでしょう。
なぜなら、このインスタグラマーさんに会いに行きたい人がたくさんいるからです。
さらにInstagramを発信源にして集客する場合は、何かしら写真を絡めてあげるとお客様は喜びます。
前述したカフェの場合だと、カフェに写真を飾ったり、販売するコーヒーにInstagramに載せている写真をプリントしたものを一緒に添えたりすることで集客、そして商品を購入してもらうことができます。
つまり、Instagramだけで集客することは難しいけれど、Instagramを発信源にすることで集客することは可能ということになります。
Instagramは他のSNSと連携して集客していこう!
Instagramは拡散性が低く、投稿にURLを貼ることもできないため、Instagramだけで集客はすることは難しいです。
しかし、TwitterやFacebookなどを活用することで集客することは十分に可能と言えるでしょう。
また、今後はInstagramだけでも集客しやすいシステムが整うかもしれません。
来るべき日に備え、Instagramに力を注いでおいても損をすることはないでしょう。